故郷・仙台を離れて東京で暮らしているくるみは友人たちとカフェを開くはずだったが急遽断念することになる。そんな折、祖父の健が倒れたと連絡が入り病院に駆けつける。奇しくも健は震災後、閉じてしまったお店をやっとの思いで再建しようとしていた矢先のことだった。検査が済んでいるにも関わらず、知人である医師にしばらく入院させてほしいと相談した健はある決断をし、くるみに告げる。「お店の開店準備をやってくれないか」しかし、くるみは何もできていないお店を見て「どうせ私には無理…」といつもの口癖が出てしまう。途方に暮れるくるみ。何とか自分の生きる道を見出してほしいと願う健。しかし、二人に残された時間は長くはなかった。
最果ての海辺で吉田岬(永作博美)は朽ちかけた舟小屋を改装し、焙煎珈琲店「ヨダカ珈琲」の営業を開始する。「ヨダカ珈琲」の向かいに住むのはシングルマザーの山崎絵里子(佐々木希)と二人の子供たち…
>>続きを読む北海道から修学旅行で岡山に来ていた相馬春奈(福本莉子)は、入院中の祖母のために、ぶどうの高級品と言われる“マスカット・オブ・アレキサンドリア”をお土産にしようとしたが財布を落としてしまう。…
>>続きを読む突然母親を失ったアキコは母の食堂を自分のセンスで改装し、パンとスープだけの新しいお店「sandwich a」を始める。ある日、一匹のネコが現れ、ネコとの新しい生活も始まった。そして近所の常…
>>続きを読む滝本初海、27歳。中学の音楽教師を辞めて3年、近所の蕎麦屋でアルバイトをしている。変わらない日常のなかにふと訪れた一葉の手紙。それは3年前の春に亡くなった恋人が初海に向けて書き遺したものだ…
>>続きを読む舞台は美しい海をのぞむ村。岬の端にたたずむ喫茶店の女性主人がいれるコーヒーを心の支えに、人々はずっと変わらぬ毎日を送っている。しかし、ある常連客は娘が帰ってくると同時に病に倒れ、ある常連客…
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