河豚川ポンズ

セントラル・インテリジェンスの河豚川ポンズのレビュー・感想・評価

3.8
意外としっかりとしてるかと思いきややっぱり筋肉式解決する映画。
関係ないけど中盤あたりから「ナイト&デイ」ってこんな感じの話だったなあとふと思い出した。
こっちは両方男だけど。

高校時代、カリスマ的な人気を誇っていたカルビン・ジョイナー(ケヴィン・ハート)も、今やただのしがない会計士。
妻との関係も冷えつつあり、過去と現在のギャップに苦しんでいた。
そんななか届いた20年ぶりの高校の同窓会の招待。
気の進まないカルビンだったが、それと同時に彼のfacebookには「ボブ・ストーン」と名乗る人物から友達申請が。
怪しいことこの上ないがよくよく話してみると、その男はかつていじめられ、卒業式には全裸で立たされたロビー・ウィアディクト(ドウェイン・ジョンソン)だったのだ。

今はあんまりで皆に会わせる顔が無い…というのは個人的にはものすごく思うところがあって、そこにはとても共感出来てしまう。
そしたらそこによく分からんやべー奴が来るというのは、巻き込まれたらたまったもんではないが、きっとそれは自分の人生を大きく変えてくれるような存在で、誰しもが少なからずそんな人がやって来てくれるのを待っているところがあると思う。
それがロック様かどうかは別としてだけども。
そんなもんだからコメディ映画だという以前に自分には心にグッと来るものがあった。

そうは言ってもやっぱりコメディ映画、ロック様の派手なアクションを見せつつもケヴィン・ハートとのかけあいで笑ってしまう。
ギャグ一辺倒になりすぎないけども、しっかり小ネタを挟んでくるのでテンポよく笑えた。
特にラストは完全に予想外の人が出て来たので、そこは本当に我慢できなかった。

DVD買って手元に置いておきたい!とまではなかなかいかなかったけど、観てよかったとは間違いなく言える良い映画だった。