かなりノスタルジックに特化しているSF、松本零士作品を観ている様だった…ヤマトスキャットネタ後、秒のタイミングです。

海外の監督ならば『主人公が打ち上げられた海岸でヒロインと離別→エンド』と言うのが一般的だが日本の監督だと「ラストの尺距離がねちこい」というアニメの様なオマケ感。

‪「バミューダの謎」
‬ バッドロナルドに次、これも復刻シネマライブラリーから発売されるとは「バミューダの謎/魔の三角水域に棲む巨大モンスター」が届く…本当に長生きして良かった再鑑できるなんて。昔にTV放送された録画を10代の頃に見た事がある。コニーセレッカが目を光らせる場面と彼女の美に虜だったなぁ…懐かしい
‪あの海を泳ぐコニー・セレッカを観たくてDVD買って約15年ぶりに再鑑賞したが懐かしいの一言。CG技術が進歩前の模型を使っての船沈没や怪物のチープ感が堪らない…当時巨大生物物が流行り始めたが本作の様に優しい海洋ファンタジーは稀である。全編通して流れる常夏音楽がまたいい雰囲気を醸し出してる。‬

2025.04.28 レンタルDVDにて鑑賞

まだまだ映画は映画館かテレビの洋画劇場で見るしかなかった時代にゴールデン洋画劇場で見ました。確か年に2度くらい「未公開傑作選」とか題して2、3週にわたって劇場未公開の映画やテレビムービーを放送していたのですがこれもそんな1本です。傑作ならどうして映画館で公開しないんだ？といつも疑問に思いながら見ていましたが、結構面白いけどB級色の強い作品もあってそれなりに楽しみにしてました。

本作は1975年の作品らしいですがテレビで放送されたのは80年代の初頭だったと思います。ヒロインのコニーセレッカが「アメリカン・ヒーロー」で人気が出てきたタイミングでの放送だったと思います。彼女は小麦色の肌が素敵な本当にエキゾチックな美人さんでした。
主人公は「インフェルノ」のリーマクロスキー、フィルマの表記はレイになっているので直したほうが良いと思います。
あとカールウェザースも出てたのは今回初めて気が付きました。自分はロッキー3からしか見てないので当時は彼のこと知らなかった。

監督は日本人の小谷承靖ことトムコタニ、特撮は円谷の方々のようですね。船のミニチュアや怪獣は日本製特撮っぽいのです。彼は何本かアメリカで監督作あるみたいですがこれと言って代表作的なものがないですね。まあ自分にとっては本作は懐かしい気分させてくれる映画なので本作を小谷監督の代表作としましょう。

とにかく覚えているのは浜辺で戯れる少年と少女、亀の甲羅に♡マークにイニシャル彫って、大人になってから再会しても人間と非人間は結ばれず悲しい結末に、そしてエンドクレジットで「ジェニー」と言う悲しげな曲が流れるのだけは覚えていました。
こんな映画二度と見れないと思っていたらワーナーのアーカイブコレクションから発売になったんですね。このシリーズはレストアとかしてないので嫌いですが、その割に画像は悪くはありませんでした。テレビ放送されてるんだから吹替版だってあるはずだけどアーカイブコレクションだから望むのが無駄。まあ再度見ることが出来ただけでも良しとするしかないでしょう。

今回改めて見てみるとダラダラと長く感じたのでテレビ放送にあたっては多分カットされてたかも。
自分の中では大人になっても少女が戻ってくるのを待っていたと思っていたら勘違いで、父親の死のショックで精神病院に入っていたとか親戚の家を転々としていたとか割と残酷。その後、放浪して久しぶりにバミューダの島に父の死の謎を知るために戻ってきたと言うのが本当のストーリー。カールウェザースは父親の弟子みたいなもので一緒に深海に潜む巨大生物の研究をしていた。
大人になった少女は謎多き女性、その正体はなんかよくわからなかったけど人間ではなさそうです。

映画そのものは今になってみればそんなに面白くは無いですけど、放送当時は今と違って見れる映画ってのは選択肢が少なかったので記憶の片隅に残って、更に美化されて覚えてしまってるのでしょうね。

でもコニーセレッカの美貌、円谷プロの仕事も見れるので機会があればぜひ、とくに亀怪獣好きなら。