女高生 恥ずかしい瞬間の作品情報・感想・評価

女高生 恥ずかしい瞬間1981年製作の映画)

製作国:

上映時間:66分

4.0

「女高生 恥ずかしい瞬間」に投稿された感想・評価

束縛からの開放を望んでいる思春期の娘(寺島まゆみ)が、教諭(影山英俊)と女生徒(麻生みちこ)を絡ませた三角関係を目の当たりにするうちに、セックスの何たるかを諭されていく。男性経験のない処女が「女」であることを実感するまでを描いているロマンポルノ。

処女という足枷をはめている少女が、「興味と恐怖」が玉石混交している独自の世界の中を縦横無尽に泳ぎ回る。とりわけ、自分自身の子宮の声が聞こえてくるというトンデモ演出が抱腹絶倒であり、「口から出任せ・子宮から本音」のコメディが機能している。このあたりは、女性脚本ならではとも言える。

本編で描かれているテーマは至ってシンプルなもの。「男女というのは、本物の愛情では繋がっていない、体だけの繋がりを結ぶこともある」ということを、主人公が諭されていくという内容。要点を台詞で説明してしまうのが残念だが、不自然な独り言ではなく、心の声として演出されているのはとても良い。

主人公のアホ娘ぶりがホラーの領域に達しているため、一挙手一投足に目が離せなくなる。娘そっちのけでイメージプレイに勤しんでいる両親や、唖のホームレス(佐竹一男)、主人公の悪友(森村陽子)とのシークエンスなど、人情喜劇としての語り口にも一定の水準が保たれている。