『永遠に美しく…』でアカデミー視覚効果賞を獲得。
『エイリアン』シリーズ、『ターミネーター』など、
特殊メイクの先駆者トム・ウッドラフ・Ｊｒによる、
初の長編映画にして初映画監督作となる本作である。

本作はクラウドファンディングによる出資。
インターネット経由で多くの資金提供者が、
本作の前身である短編映画に期待をこめて、
めでたく長編映画化へと押し上げています。

とにかく、本作に登場する特殊メイクの悪魔たち。
超大作にも引けを取らないぐらい素晴らしい出来。
さすがは特殊メイクのスペシャリストと言えます。

特殊メイクだけは高い評価を与えられるが、
その足を引っ張るのがストーリーなのです。

基本的に低予算だから派手な事はできない。
従って物語はほぼ会話劇で占めている状態。
悪魔の格好をした人たちがずっと会話する。
あまりにもバカバカしく見えてしまう欠点。
しかも、悪魔なのにただの拳銃で死にます。
悪魔というより宇宙人か異世界人の印象だ。

物語は単純であるけど、
なぜか複雑で難解です。

登場人物が自己完結している印象。
観ている側が置いてけぼりになる。
会話にムダが多くて面白味がない。
その為に何度か寝落ちしてしまう。
加えて内容がよく分からないです。

本作は残念ながら、
魅せる映画ではなく、
作りたい映画であり、
製作側だけが理解し、
観る側は蚊帳の外に、
不親切な構成です。

そもそも悪魔である必要性がなく、
宇宙人に置き換えても問題がない。
異世界の住人にしても問題がない。
悪魔である意味合いが欲しかった。

RE-271

　「何処かに安息の地はあるはず」

悪魔の住むアパート。
クズの集まるアパートでは日々、問題しか起きない。
その住人達は不幸の中で「恐怖」という感情を垂れ流していた。
住む悪魔達の飢えを満たす糧となるとも知らずに。
ところがある日を境に状況は一変する。
人間の住人全員何故か普通の生活に？
飢えて死にたくない悪魔達は原因を探るが。

随分と哲学的で逆説的な物語。
特殊効果もパッケージやトレーラーで煽るほど凄くなく、明らかに作品に無い言葉の羅列もあり、詐欺とも言える。
ド派手なドンパチは無い。
悪魔のくせに、すぐ死ぬし、情緒不安定な奴ばかり。
低級な悪魔の寄せ集め(笑)
舞台もほぼ入れ替わらない。
謎解きも悪魔的…いや反則としか。
オチは子供騙しだし、読めてしまう。

因みに貴方の隣人は悪魔です。

• #ゴミ
• #カス
• #ヘッポコ
• #悪魔

人間の姿をした悪魔は人間の不幸を生きるエネルギーとしていた。ある日、悪魔のヴァインは同じアパートで生活している少女を助ける。この出来事がきっかけで、悪魔の感情に変化が訪れる。話はなんか微妙なんですけども、ビジュアルはなんだかんだで頑張って凄い。やっぱり人間と共存するのは難しいのね。ドラマ「glee」に出演しているハリー・シャム・Jrが出てきます！あまり出番は少ないですが。