河豚川ポンズ

キアヌの河豚川ポンズのレビュー・感想・評価

キアヌ(2016年製作の映画)
3.5
ただひたすらに猫を取り合うだけのバカ映画。
だってそうなんだもん、そうとしか説明のしようがない。

恋人にフラれて落ち込み引きこもりがちだったレル(キーガン=マイケル・キー)は、仲の良いいとこのクラレンス(ジョーダン・ピール)を家に呼び色々と憂さ晴らしでもするつもりだった。
しかしクラレンスが来てみるとレルは打って変わってとても幸せそうだった。
突然家の前にやって来た子猫のキアヌに出会い、あまりのかわいさに辛いことも忘れてキアヌにベタベタだった。
クラレンスもそのかわいさに打ちのめされてキアヌを可愛がるが、キアヌは実はメキシカン・ギャングのボスが飼っていた猫だった。
そんなことも知らない二人は案の定ギャングたちに追われる羽目になるが、物語は意外な方向へと向かい始める。

一番驚いたのが脚本兼主演のジョーダン・ピールが、アカデミーにもノミネートされてる「ゲットアウト」の監督だと知ったところ。
話は確かによく出来てるけど、どう考えてもホラーのよく出来てるとコメディのよく出来てるは違うし、こんなバカみたいな話をよく作ったなと色んな意味で感心してたところだった。

ところどころで入る映画や色んな小ネタを挟んでくるので、個人的にはそれがとても楽しめた。
子猫もかわいいし。
特にエンディングで色んな映画のシーンをキアヌに再現させた写真を撮ってたりしていて、それがとにかくかわいい。
もう見所散らばりすぎて、どこみて良いかよく分からん。
しっかりとテレビの前に座ってじっくり見るような映画ではないから、とりあえず適当に力を抜いてみるぐらいがちょうど良いのかも。