真っ黒こげ太郎

デビル・ウォーズ/死霊のいけにえの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

3.7
サタンの息子VS性悪女軍団!!!

悪魔も人間もイカレたヤツらしかいねぇ!!!



泥に塗れた過去を送ってきた娼婦の女4人。
デカい取引があることを知った彼女達は将来の為に金を得ようと計画し、取引現場に乗り込みギャングを捕まえ、連中を殺害しながら金の居所吐かせようとするが、彼らは金について何も知らないと言う。

金の居所を聞き出すため、1人残った取引相手の「アンチ・キリスト」を名乗る男を別荘に連れて行き拷問するが、何と男はサタンの息子で不思議な力を持っていた!!

「アンチ・キリスト」は負傷した娼婦一人を操り殺害!!
更に死んだ娼婦を操り、他の娼婦たちに牙を剥く!!!



金を求めて男を誘拐&監禁した娼婦たちが、男が持つ不思議な力によって破滅してゆく、バイオレンスなオカルトホラー。

本作は「死霊のいけにえ」の題&某いけにえ風のパッケージで販売されているのだが、何故かフィルマでは見ての通り「デビル・ウォーズ」名義。
元のタイトルがまんますぎるから改題されたのかな?どっちにしろややこしい。w
ちゃんとせいよ!!!アサルトワン!!!

そんな名義変わりまくりな本作、何か凄いバイオレンスらしく気になって観てみたのだが…


何と言うか、よく分からんが凄まじい!!!!!!


お話はこの手のオカルトホラーにしては珍しく、ギャングな娼婦たちの内ゲバを中心に描いている。

しかし、始まりが何とも意味不明でキャラが誰が誰か分からず、正直混乱してしまう。
後カット割り多すぎ!!!見づれぇ!!!
おかげで冒頭部分はあまり話にノリきれず、イマイチだった。


だが、「アンチ・キリスト」なる男が本性を現してからは一転!!!
凄まじいテンションで突き抜けてゆく!!!

敵が味方になり、味方が敵になったりと、裏切り裏切られの展開の連続。
後半、二転三転するストーリーは少々分かりづらいが、何か神と悪魔絡みの凄まじい展開になって驚いた!!!w
クライマックスも物語の先を読ませず、面白い。
登場人物のキャラ(皆ゲスい。w)もしっかり生かされてきて、ドラマも見応えがあった。

また本作、バイオレンスを前面に出した残酷シーンやキャットファイトが凄まじく、どう考えてもやりすぎなレベルでフルボッコ!w
オマケに血みどろバトルの中でギャグも盛り込んでいるので、物語のカオス度数が凄まじいことに!!w
頭部貫通や目玉抉り等かなり血みどろでスプラッター的にも満足!w


映画自体はかなり低予算で出来も荒いが、何か凄まじいパワーに溢れてていて、俺は何か楽しめてしまった…w

異常なエネルギーが大放出した、ハイテンションバイオレンスホラーの隠れた逸品。

かなり観る人は選ぶと思うが俺的にはオススメだ!w


なお、主要人物の女性は殆ど娼婦だが、グロはあってもエロは殆ど無いのでそこは注意!(何に注意するんだ!?w)
実は濡れ場もあるが、そこでも脱がない!ゴアホラーとして斬新すぎると言わざるを得ない。w