私にとって、死ぬまでに一度はステージを観たいアーティストのひとつであるダフト・パンク。
テクノに興味を持ち始めた頃、メカニックなフルフェイスヘルメットを被った2人のビジュアルと、この人達にしか出せないオリジナリティの塊のような音にただただワクワクして聴いていた。
エレクトロミュージックが溢れかえる今でも、彼らの音は埋もれるどころか、今だに聴けば一瞬でダフト・パンクだと分かる個性が際立つサウンド。
このドキュメンタリーで、彼らの音楽に対する姿勢や、知的で品のある人格（ロボなんだけどね）を垣間見る事が出来て、彼らのかっこよさを再認識。
カニエ・ウエストやスクリレックス、そしてPVでお馴染み松本零士など関係者へのインタビューも、ダフト・パンクへの愛情や尊敬を感じさせる。
そして何より大量のLEDを用いて巨大なピラミッドの中でプレイするコーチェラフェスでの彼らの姿は鳥肌が立つほどかっこよくて、その場に居た人たちが本当に羨ましくて仕方ない。
ファンが観て彼らへの愛情を再確認するのも勿論楽しい。
でもやっぱりダフト・パンクを知らない人にこそ観て欲しいドキュメンタリー。
