ヨーク

街をぶっ飛ばせのヨークのレビュー・感想・評価

街をぶっ飛ばせ(1968年製作の映画)
3.5
12分の短編なので面白いもつまんないも言いかねるという感じでしたね。さらに輪をかけてその短い時間の中でも綺麗にまとまったお話があるというタイプの映画でもなく、まぁモロにアート寄りな感じの作品なのでどこがどうっていう感想を細かく挙げていく感じの作品でもないだろう。
タイトルは『街をぶっ飛ばせ』という景気のいい感じのものだが作品の内容は一人暮らしのアパートに帰宅したアケルマン本人の無軌道な姿が描かれるというもの。なんか聞いたところによるとゴダール先生の影響を受けているとのことなのだが、まぁ言われてみれば確かにそんな感じはする。一歩間違えればキャシィ塚本になってしまいそうな奇行の数々も元気があっていいですねという感じはする。
あれだな、若い監督の勢いというのを非常に感じるというか、そういう短編でしたね。ちなみに個人的にこれが初アケルマン作品となった。まぁ同時上映で『家からの手紙』も観て、尺的にはそっちがメインの上映ということなのだろうが。そっちの感想はまた別に書きます。
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