愛鳥家ハチ

アダムズ・アップルの愛鳥家ハチのレビュー・感想・評価

アダムズ・アップル(2005年製作の映画)
4.5
キリスト教でいうところの『旧約聖書』、あるいはユダヤ教の『聖書』における「ヨブ記」の世界観を現代に引き直した作品。マッツ・ミケルセン演ずる神父の勧めで、スキンヘッドの男・アダムがアップルパイを作ろうとするも、何故かそれを妨げる事象が立て続けに起こり…というお話。
 全編を通じて、徹底したブラック・ユーモアに彩られており、ややバイオレンス要素や微グロテスクな要素もあるので、合う合わないが人によってハッキリと出る作品かもしれません。ただ、ブラックな笑いに耐性がある方には断然お勧めできます。全ての登場人物に強烈なクセがありますが、中でも合間合間に登場する医師のマッド・サイエンティスト感が堪りません。本作は掛け値なしに傑作だと思います。
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