最新鋭の衛星ステーションによって全世界の気象をコントロールできるようになった近未来。ある日突然、ステーションがウィルスにより誤作動を起こし、世界の各所に異常気象を引き起こし始める。果たして人類は、衛星の暴走とそれによる世界の滅亡を止めることが出来るのか…？…というSF世界災害パニック映画です。
この作品は、ストーリー上で危機として出力されるものが「異常気象による巨大災害」なので世界規模の災害パニック映画ではあるのですが、それを生み出す物語の核の部分に関しては「宇宙ステーションの暴走を阻止し、真犯人とその計画を突き止める」というヒロイックなサスペンスの色を強く感じます。それにより、「宇宙ステーション内での暴走阻止の戦い」「地上での犯人探しと陰謀の究明」「世界中で次々と起こる理解不能なレベルの気象災害」と3つの視点でめまぐるしくピンチが押し寄せてくる、気の抜けないストーリーになっています。いました。
特に、気象操作により引き起こされる災害というのが、「瞬間的に人間や海が凍るほどの大寒波によって街そのものが氷漬けになる」「人間よりもでかい雹が次々と降り注ぐ」「地熱が暴走して都市がマグマの海に沈んでいく」など、バリエーションもありつつものすごくダイナミックで、この作品の見どころのひとつですね。あんな災害、絶対遭いたくない
