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ジオストームの小のレビュー・感想・評価

ジオストーム(2017年製作の映画)
3.2
いろいろ盛り込み過ぎな災害パニック映画。地球の気候を完璧にコントロールすることを可能にした気候衛星の運営開始から3年たったある日、衛星が暴走し、各地で異常気象や大災害が発生する。陰謀の臭い漂うなか、科学者で衛星の生みの親でもあるジェイクと弟のマックスが立ち向かう、みたいな。

能力は抜群だけど組織のルールに従わないヒューマニストのジェイクと、上手く立ち回って出世していくマックス。2人は仲が悪かったけれど、共通の敵を倒すため協力する。

マックスの彼女が滅茶苦茶強く、アクションシーンを主導する。宇宙ステーションに向かったジェイクはどこかで見たことのあるような展開に陥る。政治への今風の風刺も効いている。

とにかく色々あるけれど、それが仇となって、全体的にやや薄味じゃないかと。感動的シーンも盛り上げ不足で、イマイチ乗りにくい。気象コントロール衛星の生みの親のジェイクって、マジ神と思うけれど、そんな風に見えないのもなんだかなぁ。

とはいえ、異常気象問題や現在の米政権へのわかりやすい批判など、イマドキ要素もあり、サクッと観るには良いかもしれない。

●物語(50%×3.0):1.50
・いろいろ盛りだくさん過ぎ。

●演技、演出(30%×3.0):0.90
・キャラクターの魅力がイマイチ乏しい。

●画、音、音楽(20%×4.0):0.80
・画は見どころ。
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