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動物農場のBACのレビュー・感想・評価

動物農場(1954年製作の映画)
3.6
・予想外にシビアな作品だった。
反共産主義のプロパガンダとしても、
独裁に至るシステムは現代にも通じている物だし、働き者の馬の顛末など、寓話ゆえの純粋さで迫り(またアニメという手法もあって)、心をえぐられる気持ちに。

・こんなだから、ラストの改変は「それをしてくれて助かった」という気分が大きい。
心の準備が出来てないと、この生な寓意を受け止めるのはキツイよ。

・動物たちの血走った怒りの目が怖い。
作画担当者の心の中に衝動が無ければ描けないだろう、あれは。
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