サラリーマン岡崎

マンチェスター・バイ・ザ・シーのサラリーマン岡崎のネタバレレビュー・内容・結末

4.9

このレビューはネタバレを含みます

ラスト、主人公の父と親と兄の名が刻まれた墓を見て気づく。

一人残されたのは甥だけじゃない。
主人公もだ。

映画は主人声が過去を乗り越え、甥の後見人になるかが描かれる。
なので、ひとり残された甥を育てていくのかどうかがフォーカスされる。

ただ、残されたのは彼も同じ。
残された者同士が共に生きていく。
でも、一緒にではない。

辛くて乗り越えられないから一緒にいられない。
けど、二人は共に生きていく。
反発しながらも、ふたりは同じ。

なんともアツい展開…。
甥の「ここには学校もあるし、友達もいるし、彼女も2人いるから、離れたくない!」と当たり前にいう清々しさが
今年最高の一本!