このレビューはネタバレを含みます
これだけＢ級のサメ映画が量産されて、いまやネタとなってるぐらいだもん、ちょっと真面目に作ってるってだけで「うん！これは良いサメ映画！」と評価されるハードルの低さ（笑）
というのはさておき、よくできているなぁ。とまずは感心しました。ストーリーよりか映像なのかな。なんだかすごくありがたいものを見たような気分になっている。ブレイク・ライブリーのゴージャスな肢体と美貌ゆえでしょうか。いえいえそれだけではありません、と言いたい。
海はきれいな青、そして太陽。健康的でのびやかなブレイク・ライブリーの肢体。躍動感ある波や海中のシーン、キュートなかもめ。
そして・・・サメ！・・・サメはどうやら二の次っぽい（笑）
実際、なかなか姿を見せないサメそのものより、大出血、傷口の生々しさ、応急処置の縫合手術など、痛い・えぐい描写を積み重ねて見せるあわわわわ。
あと、ときどきスマホのチャットや、時計のデジタル画面がぽわんと浮かんで時間の経過を見せる・・・どこかでみたなとおもったらリーアム・ニーソンの飛行機の映画でしたね（同じ監督でした）
いやー、海ってこわいですよ。まずはそこから無理！どうして誰もしらないようなスポットに一人で行って、底に足がつかないような大海原に一人で出られるのか。しかもボディスーツいっちょという無防備さ。・・・人間の能力を過信しすぎです。海をなめちゃいかん！
サメそのものより、サメを見せずにじりじりと迫る恐怖感の演出にひきこまれました。サメよ！サメが見たいのよ！８ｍぐらいあって空飛んだり陸地に乗り上げてくるようなサメを見せて！という人には物足りないかもしれないです。
ちなみにわたしの歴代（まじな）サメ映画は不動の１位が「あれ」２位が「あれ」そして長らく空白だった３位の座に、本作がランクインしましたー。ぱちぱちぱち。
かもめ、ちゅるちゅるでかわいかった。あんなに表情もしぐさも印象的なかもめちゃん、もっと見せ場とかあるかと期待していたんだけど・・・
あとからゾッとしたのは、このときブレイク・ライブリーのお腹のなかに「俺ちゃん」デッドプールのライアンレイノルズとのベビーがいた、って話を聞いたとき。むりさせちゃあかん。
