あまのかぐや

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のあまのかぐやのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

前回の2を観て「さよなら私の好きな恐竜映画…」とがっくり落ち込んだせいか、ブックマークもしていませんでしたが。時間が合ったので映画館で観てきました。いやー面白かった!映画館で観てよかったー!恐竜こわー、恐竜プロレス最高ー!のお祭り映画が帰ってきた。

前作では「なんだったのこの役」と思わせたイアン・マルコム博士。それに加えてグラント博士とエリー・サドラー博士も再登板してジュラシックパークのレジェンド達がリユニオン。もっとゲスト的な扱いかとおもったけど、しっかり現役二人と同じぐらい頑張ってた。みためも御年を召したけど「恐竜わくわく博士」健在。ふたりとも好奇心旺盛な佇まいは若き日とかわらず嬉しかった(グラント博士になついてたエリーのお子さんたちも既に大学生とか!自分もエリーと年を重ねてきたようで、勝手に嬉しい)

前回のラストで「クローン人間?」みたいな話に行ってしまうかと思ったけど、メイジ―とリアル母、メイジ―と育て母(クレア)、そしてブルーとベータ(これが一番泣いた)「母性」を軸に、このごった煮みたいな素材を良く頑張ってまとめ上げたと思います。(オーウェンとブルーの結びつきも母性といえるかな)

シェラネバダの美しい景色の中の恐竜たち。バイクじゃなくて馬を駆って恐竜と並走するオーウェンは相変わらずイケメン。馬臭い体臭も画面越しに感じられた。

確かに登場人物が多くてごたついた感があったけど、でも概ね満足。これで6作完結。もう続編はいいかな、と思う。この6作をぐるぐる見て、子供孫の代まで「おばあちゃんの青春時代を通して、こんなわくわくする映画があったのよ」と語り継いでいきますw

字幕は戸田奈津子さんでした。時々前世紀な言い回し(具体的には忘れたけど)が飛び出して面白かった、いやハラハラした。

今回の怖かったのはあの羽毛が生えた恐竜。なにあのビジュアル(手がこわい)。あと虫が基本的にダメなのでイナゴのアップは恐竜の口もとアップより勘弁してーって思いました。そうそう最初だけ登場、モササウルスもっとみたかったよ。

バタバタと「ほんとに解決したのかな?」と思わせる間もなく、エンディングで恐竜が現代の地球のあちこちに陸や海、空で他の生き物たちと共存している映像とても美しくて泣きそうだった。これこれこういうのが見たかったのよね。あそこでジョンウィリアムズのあのテーマがかからなかったの不満。

今回の悪役。ドジスンという名前になんだか聞き覚えがあって、観てる間ずーっと考えてた。1に出てきた遺伝子をスプレー缶に入れて盗み出したデブだったかな?(と思ったら最期が同じあのエリマキトカゲみたいな恐竜に襲われてた)…あまりに気になったので帰ってから調べちゃった。…あいつだったか!惜しかった!
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