あまのかぐや

ウエスト・サイド・ストーリーのあまのかぐやのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

これまで日本での舞台版はいくつかみています。
そして61年「ウェストサイド物語も、たしかGleeが流行った時に視聴済みです。

まずは大きなスクリーンで見られてよかったな…と。
それから気になったこと、心に残ったこと少し箇条書きにしておきます。

・いまこの時代になんでスピルバーグ巨匠はこれを映像化しようと思ったんだろうな。
・ヨーロッパ系移民のジェット団と、プエルトリコ系移民のシャーク団。
・前作のナタリー・ウッドのマリアと比べて、今回のマリアは見た目ぐっと移民感があった。
・だから人種間の断絶と抗争のお話だったな、というのが良くわかった。
・日本版も61年返版も、それほど人種の違いが、見た目でていないので改めてハッとした。
・トニーとマリア、時々言葉か通じなかったり、トニーがスペイン語で告白のフレーズ考えたり。
・関係ないけど、スパイダーマンも最初のシリーズ、学校の生徒も町の人も白人多数だったね。
・前作で実際プエルトリコ系なのはリタ・モレノだけだったと、あとから知った
・そのリタ・モレノが「トニーに関わる役で出ます」って事前に情報を耳にしてたけど
・・・え、めちゃくちゃ重要な役じゃないですか!
・トニーを匿う雑貨屋のおじさん(白人)がいなくて、その未亡人役。
・そしてあの名曲を歌う(良い役すぎ…)

・体育館でのパーティー、密だなぁ(笑)
・曲は「America」が好き。あのシーンがピーク。
・ジェット団とシャーク団の塩倉庫での決闘シーン、あたまの中のBGMはMJの「Beat It」
・アニタいい役。一番かっこいいし、一番悲しいし、一番すてきな女性。
・今回チノも良かったと思います。悲しい…
・だから「トニーとマリア、なんだかなぁ」って毎回思っちゃうんですね。
・舞台も前作もなんども観たはずなのにエンディングの記憶がない。
・なんとなく「しゅん」とした終わり方だったからでしょう…なんだろう、このもやっとした感じ。
・最後、「警察が来たとき、おばさんがチノの身代わりで出頭した?」って私が言ったら、娘が「いやいやいや違うっしょ」と(笑)
・違いましたね。
・マツケンサンバみたいに、みんな踊りながら出てきて華やかにフィナーレがあったらよかったのに。
・と、毎度思うんですけどね!


・そうそう一番これが書きたかった。
・平面の舞台作品が、奥行と上下の垂直を感じさせる撮り方なのかな。
・スラムの集合住宅や冒頭の工事現場とか。

結論。
わたしのミュージカル映画の最高峰はやっぱり「レミゼラブル」がキープでした。
「America」「A boy like that」好きなんだけど、故ナヤ・リベラのアニタ役(Gleeの劇中劇)がハマりすぎた(涙)
キャッツほど「あわわわ」な感想ではなかったけど、やっぱり「なんだかこれじゃない」感が拭えませんでした。でも大きなスクリーンと音響効果で、みた甲斐アリって加点。
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