このレビューはネタバレを含みます
新婚夫婦が引っ越した先の大家は、賃貸に出している家のあらゆる場所にカメラを仕掛けて監視する変態監視魔だった！という映画。
プールもついたしゃれおつな家の大家は、太っていて汚物のような匂いのする、見るからにヤバそうなオヤジという設定なのですが、このオヤジのキャラこそがこの映画のキモだと思うので、個人的には物足りなかったなあ。
何と言っても目が綺麗すぎる。意志を持った役者の目だった。これがダメ。演じてるのが伝わってきちゃう。もっと腐った目の役者さんを使うべきだったよ。
さらに、映画の設定としても自分自身の身なりもまともに管理できない男が、あんな綺麗な家を貸し出していて、器用にカメラの取り付けや修繕もこなすというのが解せないな。
新婚旦那の浮気のくだりをもっとうまくストーリーに絡めて欲しかったのと、物語が動き出すのが遅いかな。「ドント・ブリーズ」ほどサービス旺盛に展開しなくてもいいから、オヤジのエスカレートがもっと早くてもいいかな。きっと前からこういうことやってたはずだし。
後半オヤジ、お前何がしたいんだ？となっていくあたりは良かったかも。
不倫相手の女を襲って、夫婦の家の地下に監禁して、声出されたり、逃げ出しそうになって毎回慌てるとか理解不能なので、オヤジさんの意図とか、どんなフェチを抱えてたのか教えて欲しかったな笑
エンディングはまるっきり意味がわからなかったので好きくないです。
