ロバート・ロドリゲス監督と脚本&制作ジェームズ・キャメロンによる、木城ゆきと原作『銃夢』の実写映画化作品!!
実写・VFX・3DCGを駆使した迫力の映像と主人公アリータの表情の繊細な変化!!
アクションシーンも高クオリティな映像によって、スピーディながらも非常に見やすく仕上がっておりました。
どちらかというと原作漫画よりも、アニメ版を意識して作られた作品なのかな?という印象。
ジェームズ・キャメロン監督が当初、構想していた脚本では、原作を大切にするあまりに長大なモノとなってしまったため、映画の尺に収まりきらず、それを引き継いだロバート・ロドリゲス監督が現在の形にまとめ上げたそうで…
また、キャメロンが書き上げた元の本を読んだロドリゲスは、自分が手を加えるのは恐れ多いと言う事で、内容自体はいじらずにあくまで編集に徹したのだそう…
その分、ちょっとストーリーとしては薄くはなってしまっているものの、なかなか良かったのではないかなーと個人的には思いました。
加えて、酒場のシーンなどはロバート・ロドリゲス監督らしい、スタイリッシュながらに何処が笑えるシーンに仕上がっていたように感じたのですが、作品全体のテイストとしてはジェームズ・キャメロン監督作品の手法を尊重したそうで、ロバート・ロドリゲス監督らしさはちょっと薄かったのかなーと。
それ故に、"銃夢のような"はたまた"キャメロン作品のような"どっち付かずの作品になってしまっている感じも否めないのかなーと。
なので個人的には、ロバート・ロドリゲス監督らしさをもう少し出したほうが原作のシリアスなサイバー・パンク感がより出たのではないのかなーと思いました。
まぁ、でも結果的には想定していたよりはかなり楽しめました!!笑