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ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期のBaMbIのレビュー・感想・評価

5.0
古典的名作文学をベースとし、現代風にアレンジしたベストセラー作品を映画化した第一作。
続編としてスケールアップしてこちらも大ヒットした第二作。
それから12年の時が経ち、帰ってきた三作目。スクリーンには年を重ねてもあの頃と変わらないハチャメチャでキュートな我らがブリジット・ジョーンズがそこにいた……。

1、2の素材を充分に生かしたこと、そのバトンをしっかり受け継ぎ誕生した奇跡の大傑作!!

役者として、脚本家として携わった英女優Eトンプソンは素敵な物語を観客にプレゼントした。

月日によって変わった環境、仲間、出会いをキレイに描き、その為に空けた12年のように、色々な事柄が自然に表れている。

約6年のブランクを空けてスクリーンに戻ってきた女優Rゼルウィガー。その6年は彼女にとってメデイアで数々のネガティヴな話題が続き、事実本作の製作も不安視されていた。けれど、愛らしく、お茶目なブリジットを華麗に再演。見事に愛されるキャラを復活させ、その自然体な姿はこれまでのネガティヴな話題も吹っ飛ばす素晴らしいものがあった。再びスクリーンの世界に戻ってきたRゼルウィガーにこれからも大きな活躍を期待したい!

Cファースは相変わらずの堅物ながら、直向きなダーシーをさらに円熟させて、磨きのかかった演技を、Hグラントの代わりで初参戦したPデンプシーは積極的でスマートな恋敵ジャックを演じた。2人の掛け合いは過去作とは違い、生粋のイギリス人と生粋のアメリカ人という視点で面白いものになっていた。

40代、キャリア、妊娠、出産と人生の様々なテーマを本作で取り扱う。その重要なテーマ1つ1つをブリジットはもちろん、欠かせない沢山のキャラクター達が笑いの中に、感動の中にと私達にしっかり語りかけてくれるそんな作品。

ラブコメとして始まったシリーズは恋のバイブルとしてだけでなく人生のテーマもしっかり教えてくれる映画に変身した。

とにかく沢山の笑い、沢山の感動が本当にこの作品に詰まってます!
数ある三部作映画の中でも、全てをオススメできる!

タイトルの通り、シリーズはひとまずこれで”最後”。といいつつも、数年の時経て、再び帰ってくることを期待してしまうそんな作品です。
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