タッキーそういう役なのね（笑）
てっきり主人公側なのかと思ってたら、こどもつかい役とは！しかも後半までほとんど出てこないなんて！
『輪廻』より後の清水監督の映画見てないんですけど、こんな作風でしたっけ？？かなり路線変更したような…。限りなくダークファンタジーに近いホラーコメディですね。
最序盤にこどもつかいが出てくるんですけど、その出で立ちから本格的なJホラーを志してないことが一瞬で読み取れるのは親切で良かったです。ダークファンタジーチックなコメディ路線。でも恐ろしく中途半端。
ティムバートン作品に出てきそうな容貌言動のこどもつかいを出しときながら、それ以外はよくあるJホラーテイストのストーリーなんですよね。なのですごく歪。このおかげでこどもつかいの存在が完全に浮いてて寒い。コメディ方面に振り切ればいいのに。
ホラー描写もダメな方のJホラーのテンプレ的な感じで、なぜまだこんな描写ができるのか疑問です。海外のオカルトホラーの恐怖描写を研究したりとかないんですかね(^^;
あと、幼児虐待という社会派テーマを盛り込んでるんですけど、中核となるストーリーがそれからずれちゃってる。これじゃ大人が、子供のその時の気分で殺されていく話にしかならないですよね。それにこの方面だと『ザ・チャイルド』の壁が厚すぎます。あっちはしっかり一貫したテーマを描ききってますし。一方こっちはブレブレ。という感じでツッコミたいところは色々ありますけど、それなりに楽しめました( ^ω^ )
あと、劇場の両隣の人が終始ビニール袋ゴソゴソやってたのが最悪でした。一応ホラーだし、静かなシーンもあるのに、ガサゴソペチャクチャ…本当にやめてほしい！(TT)
