140字プロレス鶴見辰吾ジラ

RWBY Volume2の140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

RWBY Volume2(2014年製作の映画)
4.5
”Best Day Ever”

超スゲェ!!
超スゲェ!!
超サイコー!!
超サイコー!!

前作のアイツらが、あの娘達にまた会える喜び、そして進化していく、成長していく彼女たちや彼ら、そしてパイセンや大人たちの”ヤバい”実力の機銃掃射。vol.1で心をグッと鷲掴みされて、待ちに待ったvol.2配信。

冒頭の食堂のバトルシーンから瞬時に入れるトップギア、アイデア性とメジャーコンテンツに対してのコンプレックスを投げつけるような演舞的な身のこなしを3Dキャラに投影させ、瞬時の抑制からまたトップギアと多幸感溢れる掴みとなっており、その後訪れる彼ら、彼女らの自然発生する笑顔に癒しと爽快感、喪失と対照的な青春の1ページを見ることが出来て、この上なく満足。

前作vol.1は出会いから結束へ、vol.2は結束という絆に対して影を落とす”悪”であり、その青春を箱庭性を破壊する者たちの登場である。合間に挟まれるダンスパーティー描写で抑制と癒しを加えつつもクライマックスにて再発火するライド性溢れるアクションのつるべ打ちは、「ザ・レイド」を彷彿とさせ、そこへアベンジャーズやXメン的なファンタジー要素が容赦なく塗りたくられる。

嗚呼、多幸感…
嗚呼、多幸感…

震えるほど、爽快で豪快なり。

抑制や癒し要素として、ジョーンとピュラの感激をダンスパーティーで配置しているところも良い。クライマックスのあるシーンも小さくガッツポーズ出来る。オタク的にスクールカーストの下位層が高嶺の花たる虚構側の存在に、翼を焼かれぬイカロスのように接近するのは、虚構鑑賞として最たる幸せだと思う。

声優陣も一級品。
総合力の早見沙織さん。
虚構と現実の往来の妙がある日笠陽子さん。
隠し球として文句なしの嶋村侑さん。
劇場と抑制の効いた小清水亜美さん。
他にもアベンジャーズ級盛りだくさん。
メグミ・ハンも出ていた。

推しキャラは、クールに装うも脆いブレイクたん。
犬にガチでビビるとこで5億点。