『女王陛下のお気に入り』でイケメン役を演じたレイチェル・ワイズ目当てで見たらマイケル・シャノンの演技が素晴らしかった！
『シェイプ・オブ・ウォーター』など悪役のイメージが強かったので、繊細な役所の秘めた演技で見る側に伝えてくるのがすごく上手いのに驚きました。
主人公がぶっとんでるペルソナ設定なので、ストーリー自体はなるほどね〜こういう人生もありかもね〜とどっぷり共感はしなかったのですが、引越した時など自分のことを誰にも知られていない快感はわかります。
この映画サスペンスと謳っていながら実は会話劇主体のヒューマンドラマなのでサスペンスを期待してはダメです。
これは日本人が受け入れにくいジャンルだと思う。まぁホームパーティーの会話とか文化も違うし退屈なのはわかるな。
恋愛会話劇で有名な『ビフォア・サンライズ』シリーズ私は大好きなのですが、人によっては喋ってばかりで何が面白いの？と来る。
ある程度年を重ねて経験値が無いと楽しめないですよ、会話劇は。
実は会話劇って話してる背景などの撮り方がめちゃくちゃ難しいらしく、『ビフォア・ミッドナイト』はタランティーノも絶賛してた映画なんですが、見る人によっては時間の無駄らしい。
そんなんで評価分かれる作品であることは間違いないですが、平均スコア低すぎかな。
