印刷会社で毎日どやされながら頑張ってきた営業マンの隆。連日の残業とパワハラに疲れ果て、ホームから線路に落ちる瞬間現れた青年ヤマモト。関西弁で幼なじみだと言うヤマモトを怪しく思いつつも、次第に2人は親友のようになっていくが、ヤマモトにそっくりの若者が3年前に自殺で亡くなっていたことを知る…
ブラック企業で潰されていく若者を描いたベストセラー小説の映画化。
原作読んでいたのとストーリーに大きな改変はなかったから(ラストは違ったけど)そんな驚きはなかったけど、会社での生活に疲弊した隆の姿がダイレクトに目に映るのはきつい…。毎日働くだけの生活だったり、日常パワハラやサービス残業を続けてると本当にああなる。生きるのだけで精一杯、ゴミも出せず部屋に足の踏み場がなくなっても何も出来ない。
自分を見てるようで辛かったなあの場面は…。
ああいう誰も信じられない職場って心がすり減る。でもああいう職場って腐るほどある。本当に｢いまいちピンと来ない｣って感想述べてる方がうらやましいよ！！ それだけ幸せならこっちにも還元してくれよ！！！って八つ当たりしたくなるくらいに…
それくらい個人的には現実味がありました、あの描写は…
この世の重力を捨て去ったように笑う福士蒼汰のヤマモトは、思ってたよりよかった。漫画実写化や胸キュン映画で使うのもったいない。工藤阿須加も不器用なサラリーマンが意外とはまってた(お父さんとそっくりなのに！)
でも一番驚いたのは、パワハラ部長役の吉田鋼太郎！ 同じ部長でも黒澤部長と全然違うクソ上司！ 悪態つく場面とか本当にむかつくくらい…すごいな役者さん。
魂を傷つけてまで働くことはない。
あなたの人生はあなたと、あなたを大切に思う人達のもの。
１回くらい失敗したっていいじゃない。
この映画に出会ってほしい人は日本にたくさんいるけど、経団連からすれば地上波放送されるとまずいのかな…なんて思ってしまいました。
色彩豊かなバヌアツに行きたい。
しかしイケメンって乳首や乳輪もキュッとしてるんですな！
そういう形成手術でもあるのか！ってくらいに。
