MoviePANDA

新感染 ファイナル・エクスプレスのMoviePANDAのレビュー・感想・評価

2.2
『Going Down⤵️』

初めて予告を観たのは、もう随分前の事になります。『アイアムアヒーロー』同様、国際映画祭など海外での評価も高かった本作。ちょうど去年の夏頃、その映画の名が『釜山行き』という名前の作品だという事をネットのニュースで知り、YouTubeで予告を観たわけです。
「これ、絶対観たい❗️」

日本での公開決定という事もさる事ながら、まさか新潟で東名阪と同じタイミングで観れるとは思っていませんでした。だから、先週ユナイテッドシネマ新潟の上映ラインナップを観た時はビックリ❗️😱
「こりゃ、すぐ行かねばだ‼️」

しかし、レイトショーの開始時間は20:15。子持ちのパパには中途半端すぎる時間…
「ダメだ、こりゃ…」
そしたらおとといから、21:00からに時間変更。
「それなら行ける😆✌️」

この作品を初めて知ってから実に1年。そして、観た多くの方の絶賛レビュー。『ドーン・オブ・ザ・デッド』『28週後…』『アイアムアヒーロー』これらの傑作を劇場で観た時の感動がいやがおうにも甦る✨しかも、主人公は娘を持つパパ。ボクは3歳の娘を持つパパ。オレ🐼案件っ‼️
「ヤベェぞ、これは…」

といった、
まさに“MEGA MAX”な、期待のBIG WAVE状態!!🌊🏄
そしたら、そのあまりにも過大な期待が祟ってか、何とその波にのれませんでした…😢🌪️
「違う意味でヤベェぞ、これ…」

ほとんどの皆様が高いスコアを叩き出している中、ケチつけてやろうとか、あえて逆を行こうとか、そんなつもりは一切ございません( ;∀;)ただ、これが映画の面白いところで、感じ方も十人十色。今回ボクは、“合わない役どころ”だったという事のようです。
「マ、マジか…」

“パパだから”期待したのですが、“パパだからこそ”合わなかったのか… パパの忙しさを表す冒頭からイライラ…
「いくら忙しいとはいえ、ひでぇなこのパパ…」

感染系特有の“はじまり”を匂わす描写は好きでした。ただ、この映画における特有のルールにハマらず…o(__*)
「この特性なら、彼らは常時車窓にくぎ付けになってしまうのでは…?」

まさに“群れ”に出くわす場面では…
「ウォーキング・デッド SEASON1 第1話ラストの方が怖えよ… 何たって演出ダラボンだし…」

上記はまだまだごくごく一部な、言いたい事ありまくり状態❗️という事は、ひとつの事実としてボクのツボではなかったという事なんでしょうね。ただ、あくまでこれは“ただの”超個人的レビューなわけであって、ボクは評論家ではありませんし、例え評論家であったとして、言うことが絶対というわけでもありませんし…
「所詮、ただの感想ですから…_✍️(。。)」

冒頭で主人公にイライラしたせいなのか、卑屈モード全開での鑑賞となった哀しきDESTINY… 少し前に観た『アーロと少年』でも思ったのですが、最近の作品ってベタ評価がイヤだからなのか、設定をあえてひっくりかえしたり、わざと王道を避けてる作品が多い様に感じます。その『アーロと少年』なんかまさにそうで、単純に恐竜と少年が逆だったら、それだけでもっと素晴らしい作品になっていたのにと思います。この『新感染』においても、日頃から娘にベタベタでさらにとっても心配性なパパなら、もっと感情の移入度が増し、ウルトラ大号泣レベルに昇華出来たんではないかな?と思います。監督がパパへ込めた暗喩も理解出来るのですが、そこは主人公なわけだから、 もっと素直なもので良かったのではないかなぁと思ってしまいます。その点、『96時間』は本当にそこんとこがうまい!

とにかく主人公には一切の感情移入が出来なかったんです。完全にサンファの方が男として勝ってる。そして、娘のスアンの方が擦れてない分、筋が通っている。そのパパの設定含め、この作品には様々な韓国の問題が投影されています。我先にと逃げる乗務員はどう考えても3年前のあの事件だし、北から南へと列車が下りゆくというのは… そういった意味で、この作品はどう考えても本国の方々にこそ伝わる作品なのでしょうね。奇しくも『シン・ゴジラ』と同じ年に製作されているというのがまた、世相を反映している気が致します。

ただ、これも個人的な好みの問題になるとは思うのですが、ここでそれをやる必要が?と思ってしまったんです💦ロメロ監督のゾンビは時代を反映していました。だから、ジャンル的にそれをやってはダメという事では全然なくて… バランスの配分として好みではなかったという事です。あともひとつ言うなら、超が付く程涙もろいボクなのに、全く泣けませんでした😢むしろ…
「その事実の方が泣けます…💧」

それにしても、スコアでここまでの“ぼっち感”を感じるのは『ジュラシック・ワールド』以来かもしれません。所詮誰の役にも立たないただの所感みたいなもの。こんな“がらくた”レビュー…
「どうか、お見知りおきを…m(_ _)m」
MoviePANDA

MoviePANDA