What Is It?(原題)の作品情報・感想・評価・動画配信

「What Is It?(原題)」に投稿された感想・評価

カナザワ映画祭2016
クリスピン・グローヴァーのビッグ・スライドショウ
カナザワ映画祭2016のラストを飾るのはクリスピン・グローヴァーの朗読パフォーマンス「ビッグ・スライドショー」と併映の本作。前日の終わらないQ&Aセッションに辟易しつつも、映画はきっと素晴らしいに違いないと信じて鑑賞。

"it"トリロジーの1作目だそうで、前日の"It Is Fine! Everything Is Fine."は2作目、3作目はまだ存在しない。
これがまた奇天烈な作品で、出演者のほとんどはダウン症の方々。そんな彼らが健常者を演じるというナゾな代物。彼らはカタツムリをぐちゃぐちゃに潰したり塩で溶かしたり、ひたすらカタツムリのジェノサイドに興じる。

そして別の世界ではグローヴァー氏が演じる王が世界をコントロールしている。その傍らでは獣の頭部がをもつ女性がたちが"It Is Fine!..."のスティーブン・C・スチュアートの局部を愛撫し続ける。

"It Is Fine!..."も相当にタブーに踏み込んでいたけど、本作に感じる背徳感はそれ以上かもしれない。作品のルックや空気感はケネス・アンガー作品に近いものがありましたね。

ただ、明確な物語はない(ように思える)ので観てて面白くはないんですよね。グロテスクなイメージに身を任せることができない人には辛い時間になるかもしれません。まぁ観れる機会は限りなくゼロですけど。

そんなわけで、カナザワ映画祭自体も今年が最後。予告を見せてくれたクリスピン・グローヴァーの次回作や"it"トリロジーの3作目は、カナザワ映画祭なき後に観ることができるのだろうか。
何年後かでいいので復活開催して欲しいと切に願っています。
カナザワ映画祭にて鑑賞!

クリスピン・グローヴァー監督が描く、エロ・グロ・バイオレンスなイメージをこれでもかと我々にぶつけ、まさに「ナニコレ?」な感覚に溺れさせる作品☆

現実世界と異世界パートの二層構造で話は進みます。

現実世界パートでは出演者のことごとくがダウン症患者で演じられ、唐突にカタツムリを殺しまくる謎展開に戸惑い、異世界パートでは“生まれたてのオッサン”が世界の王として君臨するクリスピン・グローヴァー様を必殺の“スリーパーホールド”で絞殺し、新王の誕生を目撃させられます!

本作一番のわたくし的お気にいりシーンは、異世界にいる獣マスクの全裸女性に“生まれたてのオッサン”が“手コキ責め”にあうシーン☆
本作随一のシュール&ファニー場面と言えるでしょう(  ̄▽ ̄)

この“生まれたてのオッサン”こと“スティーブン・スチュアート”さんは前日に鑑賞した「It is fine ! Everything is fine」で脚本・主演をした方で、女性との性交直後に“裸絞め葬”にするって内容でしたので、本作鑑賞中に“スリーパーホールド”が炸裂した瞬間は
「ヒャッホゥ」とマインド・シャウトすると共に、わたくしの“心の男根”がエレクチオンした次第です☆

しかし本作はクリスピン・グローヴァー監督の「It」三部作の第一作にあたる作品で、前日上映された「It is fine ! Everything Is fine」は二作目となるので、何故順番通りに上映しないのかいささか謎でありましたが、それも“クリスピン・ワールド”のシュールな世界観なのかも知れませんね(  ̄▽ ̄)

本作も未熟なわたくしにはとてもハードルがお高めの作品となりますが、鑑賞機会が極端に少ない作品なので、上映チャンスが訪れたならマストルックな一本(* ̄ー ̄)♪
ロタヒ

ロタヒの感想・評価

4.5
カナザワ映画祭にて鑑賞

2日連続のビッグスライドショー、前日の経験からまたえいい体験になるんだろうという覚悟と、ちょっと映画に対して構え過ぎてた気がしてたので、気を楽にして観ました。

そうは言いながらスライドショー始まり、また頭がボーッとして困惑されまくりで始まりました。

タブーに触れる様な映画ではあるんですが、そこを気にしすぎると楽しめないですよね。
ダウン症の人たちが出演しているが、ダウン症の役で出ているわけではない、そこに気を取られるべきではないとクリスピン・グローヴァーも語ってはりました。
初監督作という事で、こちらの方がよりクリスピン・グローヴァーの作家性が出てるのかな、リンチやケネス・アンガーの影響を色濃く感じたし、彼が語ってくれた普段ハリウッド映画で働いてきて、それに対する精神的な反応を表現したと言うのも、この映画からは感じ取れました。

難解のようで、イメージをそのまま受け取って、分からないなら分からない、疑問なら疑問のまま、心に留めてれば良いのだと思いました、これはクリスピン・グローヴァーも語ってた様に明確な答えを求めるものではないのだろうと思います。

スライドショーにQ&Aがあってこそ、そういうような理解になるので、このボリュームは必要なんやろな。

さてあと1日で撮影が終わるという次回作を我々は何処で観ることが出来るのか、今本を書いていると言ってたので、語りたい事が今回の倍ぐらいありそうなクリスピン・グローヴァーの思いを受け止められる映画館はあるのか、時間的に可能なのか、今回観た自分は次回作を観ないと死ねない思いなんですが、カナザワ映画祭以外でこれが可能なんやろか?

カナザワ映画祭が別の形で復活するのを心から願います。
TaiRa

TaiRaの感想・評価

-
クリスピン・グローヴァーの初監督作。ビッグ・スライドショウの掴み所の無さは、この映画にもあって、クリスピンの作家性は次作より強い。

カタツムリとカマキリと障害者だけの世界を、抽象的で詩のような映像の連続で見せる。クリスピンの意図した通り、観客が"What is it?"と思う映画。
こ

この感想・評価

3.3
【カナザワ映画祭2016五十六本目】
(現状として)カナザワ映画祭最後の上映作品。えーとですね、クリスピン・グローヴァーの作品に関しては、映画本編よりもとにかくその後のQ&Aの異常な長さの方が強烈に記憶に残る(というか残らざるをえない)わけで、あまり感想とか書けませんね。何でこんな映画を撮ったのか、とかをものすごい丁寧に熱弁してくれるんでああそういうことなのかというのは分かるんですけど、丁寧すぎるんでとにかく長すぎる…(これを書いている今もまだQ&Aは終わっていない)。しかも絶妙に、というかかなり観客の投げかけた質問に対してちゃんと答えてない気がする…途中からどんどん話が膨らんで別の話を延々してる。僕は22:50に劇場を出たんですけど、通訳をつとめていた柳下さんが最後の方になると次の質問を客席に求めるクリスピンに「次が最後の質問ですか?」って聞いてたのが面白かった。あそこで質問する人の度胸がすごい…。

これを最後に持ってくカナザワ映画祭は最高で最高でした。ありがとうございました!