ハル

君の名前で僕を呼んでのハルのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.0
1983年。北イタリアの避暑地を舞台に、17歳の少年と24歳の青年の一夏の恋を描く。

非の打ち所がないってのは、こういう作品のことを指すんだろう。

ロケーション、登場人物、映像、音楽、すべてにおいて完璧。

あと、時代が同性愛に今ほど寛容でなかったであろう1980年代に設定されているので、物語により深みを与えている。

恋愛感情というと、男と女の間に成立するものと考えられがちだけど、結局は、器ではなくて魂の問題なのだと思った。とは言え、しばらくの間、「桃」は食べられそうにない。
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