匂いを感じるラブストーリーが好きです。水、土、緑、桃、そして太陽が染み込む肌。主演であるティモシー・シャラメとアーミー・ハマーのケミストリーがどうかしてました。二人が作り出す濃厚で瑞々しい恋の匂いを鼻の奥の、奥まで吸い込む。「17歳」の「ひと夏」がどれだけ一瞬で特別か。胸の中がかぐわしいものでいっぱいだ…。ティモシー・シャラメは恐ろしい子ですね。大袈裟でないのに表情変化が鮮やかすぎて本来の顔立ちが定着しない。なんて逸材。君の名前で僕を呼ぶ甘さ。好きでは表現しきれない時の必殺技なんじゃないだろうか。
