潮騒ちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

潮騒ちゃん

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映画とスピッツが好き。

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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.8

「そういう星の下に生まれた人間」、もっと言うなら「そういう星の下でしか生きられない人間」は、間違いなく存在すると思う。トーニャ・ハーディングはまさにそういう女だ。壊れかけの洗濯機でガッコンガッコン回さ>>続きを読む

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.0

オリジナルである「50回目のファースト・キス」でアダム・サンドラーとドリュー・バリモアが作り出した空気感は舌触りの良い綿菓子のようだった。「そんなバカな…」を丸くふわりと包んでしまう甘さ。ロマンスとお>>続きを読む

ホーボー・ウィズ・ショットガン(2011年製作の映画)

3.8

『好きだ。ノリと血糊のバイオレンス。大人しく観るのはナンセンスです。出来るだけ血を滾らせ前のめりで観賞しましょう』と、2012年当時のわたしは書いています。「プラネットテラー」とか、「ファーザーズデイ>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.4

スクリーン越しだろうとなんだろうと、最上級のパフォーマンスは見えない境界線を越えてくる。目の前でフレディがマイクを握る。反り返ってシャウトする。音が届く限界まで、世界はクイーンのものになる。本当に、ほ>>続きを読む

モールス(2010年製作の映画)

3.2

「ぼくのエリ 200歳の少女」は最も好きな思春期ホラーです。このくらいの年頃ならではの幼さと芽生え。ぺたんこな体と体が向き合うはじめての恋にどれだけ震えたことか。北欧の真っ白な冬に甘い赤色が悲しいほど>>続きを読む

Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

4.0

好きなものを「好き」と言う。この単純明快な宣言に至るまで、世界中でどれだけの心が尻込みをしているのだろう。当たり前の基準や組み合わせ、みんなが好きなもの嫌いなもの。いくら多様化しているとはいっても世の>>続きを読む

イン・ザ・ダークネス(2010年製作の映画)

3.4

『女二人、お先真っ暗の旅。ここまで無防備にバカンスしてりゃあこうなるわな。身を売られても仕方のない危機感のなさ』と、2012年当時のわたしは書いています。仕方のないこたないだろうけど自ら餌振り撒いてる>>続きを読む

病は気から 病院へ行こう2(1992年製作の映画)

4.6

「頑張ったって死んじゃうんだから、気楽にいこうよ、気楽に」ホスピス病棟新設パーティー、末期ガン患者を前にもたいまさこが笑顔でそう挨拶する。真っ向から死を笑い飛ばすこのインパクトが忘れられない。死にゆく>>続きを読む

クロエ(2009年製作の映画)

3.0

『アマンダ・セイフライドが食べ頃です。もぎたての桃のような。つきたての餅のような。今食べずしていつ食べる!』と、2011年当時のわたしは書いています。この頃のアマンダは本当に飛ぶ鳥を落とす勢いでしたね>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.2

金融、政治、スポーツ、ヤクザ。触手が伸びづらい四天王。中でもヤクザモノに関してはコントで見るのもヤなレベル。が、、、そんなことも言ってられない顔ぶれと圧ですよ。予告編だけでも土下座したくなるような並み>>続きを読む

トレマーズ(1989年製作の映画)

5.0

A級もB級も見分けがつかないお子さまだったわたしを夢中にさせた映画。地中から人間を喰らうグラボイズと、ご近所感満載のキャラクターたち。スリリングで痛快で、何度でもわくわくする!カントリーミュージックが>>続きを読む

女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.2

やさしく包んだ夫の頬。いってらっしゃいと振られた息子の手のひら。数時間前、確かにさわれた最愛は一瞬でバラバラにされてしまった。何もかも奪われた女カティヤを見つめる。息も絶え絶えな彼女を周囲や世間はただ>>続きを読む

いぬやしき(2018年製作の映画)

3.4

突然降ってきた特殊能力。悪と善に分けられた二人の男の死闘と葛藤を描いている、のだろうけれど…。予告編のイメージでバリバリのSFアクションかと思っていたら比重はかなりドラマに置かれていた印象。闇雲に殺す>>続きを読む

REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

4.2

良く出来ている、見ごたえがある、そういう冷静な評価以前に大好きなんです復讐モノが…!!不可抗力の高スコアをお許しください。瀕死の女が復讐の鬼と化す。量産されているテーマではあるけれど、テンション、ヴィ>>続きを読む

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.4

いらない記憶は消さなくても消えてしまうんですよね。あれだけ好きだったもの、ひと。あの時の感情を真空パックしておけないのが悲しいくらい。失って、ズタボロで、じっとして、癒えて。その行程すっ飛ばせたら確か>>続きを読む

ゴールデンボーイ(1998年製作の映画)

4.2

悪魔の産声と死神の断末魔を同時に味わう。なんと禍々しい襲名披露映画なんだ…。ホロスコートを軸に展開される少年と老人の交流。二人を頑丈に繋ぐのは支配であり好奇心であり、間違っても「孫とおじいちゃん」のよ>>続きを読む

ハードロマンチッカー(2011年製作の映画)

3.0

『イカしたロックナンバーみたいなタイトルが素敵。ハードなのにロマンチックなんてわたし好みにも程がある』と2012年当時のわたしは書いています。確かにこの甘辛ミックスなタイトルは100点ですね。『タイト>>続きを読む

セールスマン(2016年製作の映画)

4.0

暴漢に襲われた妻とその夫。犯人の消えない足跡が二人の絆を静かに壊す。傷つき憔悴した妻を労りながらどこかで苛立つ夫の姿がリアルだった。愛する人の苦悩に正しく寄り添えない。決して珍しいことではないと思う。>>続きを読む

美しい絵の崩壊(2013年製作の映画)

3.6

親友同士の女性が互いの息子と恋に落ちるって…。分類的には少女漫画「ママレードボーイ」と同じじゃねーか。ファンタジーにも程があるというか夢見すぎというか、お願いだから女性が作った話じゃありませんように、>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.0

皮肉を何層にも重ねたミルフィーユ。その下敷きにされた気分。気取った連中の鼻を明かしたいのかなんなのか…。要するにこの映画が言わんとしていることはね、…なんて語りだそうもんなら上からタライが降ってきそう>>続きを読む

ムカデ人間(2009年製作の映画)

-

『真ん中だけはイヤ』2011年当時のわたしはそう一言だけ走り書いています。忘れたくとも忘れられないインパクト。人間関係気薄でも、繋がりたいのはソコとソコじゃない!博士の家の間取りとか思いがけない大和魂>>続きを読む

ONCE ダブリンの街角で(2006年製作の映画)

4.8

映画も音楽も人間関係も、大人になってからの「一生もの」とはなかなか出会えない。その時どれだけ繰り返していても、時間と共に思い出さなくなってしまう。たくさんの情報と好きなものを掻き分けて、心に居座ってく>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.0

シビレてもシビレ足りないオープニング。この曲誰のや!と興奮ぎみに調べましたとも。わたしがレスラーだったら間違いなく入場テーマ曲にするわ。オリジナルを観ていても尚、期待値を下回ることのない映画です。ひん>>続きを読む

ダーク・フェアリー(2011年製作の映画)

2.8

『魔物が見える子供とそれを信じない大人。気づいた頃には手遅れというホラー映画いつものパターン』と、2012年当時のわたしは書いています。この映画はギレルモ・デル・トロが絡んでるということで大層期待して>>続きを読む

ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

4.0

主人公であるジェフ・ボーマンの平凡さに何故かホッとする。善良ではあるけれど適度に愚かでだらしなく、特別なところなどひとつもない。主人公を美化せずに描こうという心得が見える。ああ、この映画はただの英雄賛>>続きを読む

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.8

ラブストーリーに関しては男目線の方が断然入りやすい。しみったれていればいる程に入ってしまいます。冴えない君が理想の彼女を作り上げるというメルヘン過ぎるこの映画、一歩間違えばゲロ吐く気持ち悪さになってい>>続きを読む

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.0

陰鬱な要素がズラリと並んでいるとゆうのにこのぬくもり。どうやらここに悪人は存在しないらしい。本来ならばひっかかるところだ。現実は悲しいことだらけだもの。でもね、こういうありえへん世界観にもケチがつかな>>続きを読む

キセキ あの日のソビト(2017年製作の映画)

3.4

二次会のカラオケで誰かが歌うやつ。そのくらいの認識でいたGreeeen。キシリトールガムのような爽快感にずっと縁遠さを感じていたけれど、どの曲も耳馴染みがイイじゃないか。菅田将暉の声で聴くと尚更です。>>続きを読む

情事 セカンド・ラブ(2007年製作の映画)

3.4

『ビッチから聖女までなんでもござれのヴェラ・ファーミガ。今回は悩ましい人妻ですよ。幸薄~~~』と2012年当時のわたしは書いています。こないだ「トレイン・ミッション」で見たばかりのヴェラ様、今も変わら>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.6

6歳の女の子ムーニーの王国は、ラベンダー色のモーテルだ。そこら中に危険が転がる無法地帯で、彼女は力いっぱい遊んでいる。汗ばんだおでこ。お砂糖でペタペタしている手のひら。抱きしめたらきっと太陽の匂いがす>>続きを読む

ハイジ アルプスの物語(2015年製作の映画)

3.6

そうそう、この白パン!そうそう、この干し草ベッド!そうそう、このユキちゃん!…という「そうそう」の嵐でした。日本人のフェイバリットアニメ「アルプスの少女ハイジ」のキャラクターとエピソードがそっくりその>>続きを読む

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.8

戦う父さん代表リーアム・ニーソン。ニコラス・ケイジやブルース・ウィリスを抑え怒濤の戦いぶり。彼に守れない娘、息子などいない。アクション映画は乗り物よりも人力、ドンパチよりも肉弾戦がタイプ。トレインとい>>続きを読む

ハネムーン(2014年製作の映画)

3.8

驚愕の低スコアにビビった。わたしすごく好きなんだけどなこの映画…。これもねー売り出し方被害にあった不憫な映画だと思うんですよね。ホラーとして観たらそら怖くないよ。だってラブとして観るのが正解なんだもん>>続きを読む

レイトオータム(2010年製作の映画)

3.0

『訳ありのアジア人男女、INシアトル。常に画面が灰色でなんならヒロインのタン・ウェイが一番強く灰色のオーラ出していてさすがの重さ』と、2012年当時のわたしは書いています。確か「ラスト・コーション」を>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.4

いい仕事がしたい。心を動かして仕事がしたい。働く自分を助けてくれるのは、いつもそんな感情です。わたしは記者たちの姿にそれを見ました。暴く覚悟と執念。立ちはだかる壁の高さに唖然としながらもよじ登る。聞き>>続きを読む

遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年製作の映画)

3.6

あらやだ。今や大スターのジョエル・エドガートンが出ているじゃないの。主役というわけではないけれど、キラリと光るインパクト。登場人物ほぼおじさんほぼ髭面、という見分けがしんどいメンツの中でも埋もれない個>>続きを読む

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