ぴんぬん

くるみ割り人形と秘密の王国のぴんぬんのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

脳筋なので(?)好きですよ。あとネズミと大尉が可愛かったので高評価です(単純)。でも期待してたくるみ割り人形の音楽が、最後くらいしかなくてちょっと残念だった。

●中世ヨーロッパって感じの設定だった。クララと弟のフリッツは、屋根裏部屋にて、ピタゴラスイッチでネズミを捕まえる。捕まえたところから使用人が出てくるの草だった。

●父親から、亡き母親からのプレゼントを24日に渡される。長女ルイーズには母親のドレス、フリッツには兵士の人形、クララには鍵がない卵型のケースと手紙。ここの一家、父親とぎすぎすしすぎで気まずそうだった。

●叔父の家でクリスマスパーティー。クララは父親にダンスをと言われていたのに叔父(モーガン・フリーマン)のもとへ行き、卵型のケースを造った叔父に開けてくれと頼む。なんだか上手くはぐらかされ、プレゼントの時間に。叔父から子どもたちに渡されるプレゼントは、屋敷に張り巡らされている自分の名前の札がついた糸を辿って行って見つける。

●クララは屋敷の奥まで辿っていくが、行きついたのは外。糸はどこまでも伸びており、大きい木の中にケースの鍵が…ってところで横からネズミに奪われる。半袖のドレスで雪の中走るの絶対寒いやろうに…。ネズミを追いかけるときに橋を渡ろうとするが、くるみ割り人形に止められる。

●クララは名乗るとマリー女王の娘かと言われる。母親は(普通の人間だけど)、この国の女王だった。クララはくるみ割り人形(大尉)と、ネズミを追いかけようとするも、ネズミの王に攫われそうになる。ネズミが何百匹も固まって人型になるのキモすぎた。大尉に助けられ逃げるが、マザー・ジンジャー(なんかデカい人形ぽかった)に「クララ!」と捕まりそうになる。ネズミはマザー・ジンジャーの手下で、鍵は奪われたまま。

●大尉に連れられ宮殿へ。マジックでメイクされてる兵隊たち、クララだと聞いて明らかに動揺するの草生えた。宮殿には、花の国、雪の国、お菓子の国の摂政たち。お菓子の国の摂政がキーラ・ナイトレイなのは分かったが、キャラづくりのためか声が高いし、嬉しくなったら羽生えるの草。

●持ち場に戻ろうとする大尉に「そばにいて。命令よ」って言うクララ可愛い。

●みんなクララの母親、マリー女王を慕っており、死んだと聞いて落胆。とはいえクララが来たことを祝う。パーティーに戻らなきゃ、なクララにお菓子の国の摂政シュガー「時間の流れが違う」。大きい歯車に並ぶと、元の世界の時計に繋がっており、元の世界がすごくゆっくり進んでいることが分かる。屋敷の奥の銀世界がまさか時計にも繋がってるとは不思議。

●シュガーがクララに目を閉じるよう促して、すぐ目開けたら髪の毛とドレスがセットされてるところ良かった。マッケンジー・フォイの顔面が強すぎるわ。

●シュガーに、母親のことやマザー・ジンジャーの話を聞く。母親はエンジンをつくり、人形たちが感情を持って動けるようにしてくれたと。マザー・ジンジャーは「遊びの国」(この呼び方は廃止された)の摂政だったが、他の国を支配しようとして民から見放され、追放された。母親の冒険譚をバレエで見る。

●マリー女王がつくったエンジンにも卵型ケースと同じ鍵穴がついており、鍵がないとエンジンが作動しないため兵隊がつくれず、侵攻してくるマザー・ジンジャーに対抗できないと言われ、クララと大尉、兵隊たちで遊びの国へ向かう。

●ネズミが地面から兵隊引っ張るの怖すぎる。穴掘るの早すぎんか。クララが地面に攫われ、大尉がその穴からクララを追う。サーカスで使うようなテントの中に行きつき、顔面ホラーな白い玉人間たち(マトリョーシカ?)にボヨンボヨンされ(うざかった)、マザー・ジンジャーと対面。隙をついて鍵を奪うも、この感じ…マザー・ジンジャー良い奴でシュガーが悪いやつでは…と勘づく(そして当たる)。

●大尉を回収し無事逃げて、卵型ケースを開けるがただのオルゴール。愕然としたクララは帰ろうとするが、大尉が止め、シュガーに鍵を渡す。鍵を渡されたシュガーは大歓喜でエンジンを作動させ、中身のないブリキの兵隊を人間サイズに大きくして遊びの国に侵攻。防衛のために使うのでは?とクララが進言するも、シュガーに騙されたクララや他の国の摂政たちは宮殿の最上階に閉じ込められる。

●「あなたが私が帰るのを止めたからこうなったのよ!」と大尉を責めるクララ。大尉可哀想だった。大尉、保護したいくらい可愛すぎて…可哀想だった。オルゴールを再度開くと、蓋の部分がひっくり返って鏡になる。『必要なものはすべてこの中に』という母親からのメッセージから「It’s me....」。大尉に謝り、脱出を試みる。物理の法則や…って言いながらロープで下まで降りるのすごかった。

●大尉と、シュガーの企みを止めようと動くが、ブリキの兵隊が邪魔で行動できない。マザー・ジンジャーのネズミが抜け道を案してくれるが、いやネズミ可愛いがすぎる。クララの肩に乗って、こっちこっち!って指さすのはちゃめちゃに可愛いし、大尉とマザー・ジンジャーのもとに向かう時に腕をグッてするのも可愛すぎて草生えた。

●マザー・ジンジャーのもとへ行った大尉は、ネズミと共にブリキの兵隊たちと戦うが、戦闘シーンは毛ほどもない。

●クララは1人崖を降りて水車から宮殿の中に入り込む。断崖絶壁を少女が降りるのは無理じゃ…。水車に捕まって引きずられるように中へ。ネズミのおもちゃでブリキの兵隊の気をひき、水車を止め、エンジンを止めようと動く。

●でかいマザー・ジンジャーのメカでシュガーをおびき寄せ、マザー・ジンジャーはクララを助けに宮殿へ。ムチ(?)でブリキの兵隊に応戦するも、戻ってきたシュガーに捕まり、エンジンで人形にされそうになる。が、クララがエンジンをいじり、スイッチを押すとエンジンはシュガーに作動。シュガーはリカちゃん人形サイズのおもちゃになり、ブリキの兵隊も止まる。マザー・ジンジャーとクララが抱き合うシーンはもはやおばあちゃんと孫。

●ネズミたちがネズミをわっしょいわっしょいするのが可愛すぎて死ぬかと思った。無事マザー・ジンジャーは摂政として戻り、国は平和に戻る。

●衛兵隊長へ昇格した大尉が元の世界へ通じる大木の穴へクララを連れていく。以前の持ち場だった橋のところに、最初のシーンで出てきた調子の良い凸凹おじさんコンビが配置されてるの草。大尉とクララの別れるシーン、大尉が可愛すぎて愛でたかったわ。悲しそうすぎて私も悲しかった。もし1日後にこの世界に戻ってきたとしても、この国では何日も何十日も経ってると考えると……いや、考えない方がいい。

●元の世界(パーティー中)に戻ったクララは叔父にお礼を言い(叔父にはお見通しっぽかった)、父親のもとへ。お互いに謝り、約束してたダンスを、クララのオルゴールで踊る。オルゴールの音楽が、昔父親が母親とはじめて踊った時の音楽らしく、ちょっと感動。そのあとルイーゼとフリッツも来て、ガゼボで4人でダンスしているところで終わる。
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