とりん

ライフのとりんのネタバレレビュー・内容・結末

ライフ(2017年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

2019年3本目

宇宙観測隊が火星の土を手に入れ、そこから新しい生命体が発見された
初の地球外生命体の発見は地球にも知らされ、大いに盛り上がり、その生命体の名を"カルビン"と名付けられた
厳重の管理の体制を敷き、生命体の研究を行うのだが…ヤツはやがて牙を向き、クルーに襲いかかる
よくありがちな地球外生命体が宇宙飛行士たちを襲うといった話

ジェイク・ギレンホールを始め、デッドプールでも話題を集めたライアン・レイノルズ、グレイテスト・ショーマンやガール・オン・ザ・トレインで実力を見せたレベッカ・ファーガソン、そして日本からは日米を股にかけて活躍する真田広之という演技派が揃えられている
ストーリーだけ見ればありがちなB級と言った感じだが、キャストが凄いので、迫りくる恐怖に対する緊迫感や失って行く仲間たちに対する悔しさや怒りなどはすごく伝わってくる
なんとももったいない使い方である

決して期待も予想もそれない形で最後まで持っていってくれる
こういう系はグッドエンドかバッドエンドか両極端であるが、今回はしっかりバッドエンド
ジェイク・ギレンホールが役する宇宙に一番長く居続けた男がUMAを道連れに救命ポッドを手動で地球から引き離そうとするが、宇宙基地の残骸により軌道をそらされ、地球へ着水
そして地球でポッドが開き、悪が放たれるのである
またレベッカ・ファーガソン扮する指揮官は1人地球へ帰還するはずだったが、ジェイクとは逆に残骸により地球への軌道を外され、1人宇宙の海へ投げ出されるという救いようのない形

映画自体に特に真新しさは感じないが、UMAがしっかりと人間を喰らい尽くし、大きくなって行く様、変にかたどってない形をしているから、そういう意味での表現は良かった
全てがありきたりで豪勢なキャストといもったいない映画であった

#映画ログ
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