
アイスランド、アルナルスタピのとあるキャバレーの舞台で、一人の女性——マダムが登場する。彼女が手にするのは、まるで生きているかのような不思議な内視鏡カメラ。そのレンズは、彼女自身の身体の奥深くへと向けられる。舞台後方のスクリーンには、その旅の映像がリアルタイムで映し出されていく。マダムは観客を、自らの内臓のうちに棲む原初の存在を探す旅へと誘う。
塚本監督自身が「出発点であり、ひとつの到達点」という本作は 20 年間塚本監督が温めていたアイデアがベース。死の病を宣告されたストーカーにより、変態的な陵辱を強要される人妻を描く。共にガン…
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