〓映画ＴＫ３６５／２２５〓
◁ ２０２４▷

▫クラッシュ・ゾーン
▫配信／U-NEXT
▫️Y!レビュー ★★★☆☆３.２
▫️Ｔ Ｋ評価： ★★★☆☆３.３
▫️映画ＴＫ通算：３４２５本
▫️Filmarks通算：２３７５本

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やたらとクルマが氷上でバトルするノルウェー産アイスブレイク（笑）


深い考えなしにキャノンボールランするストリートレーサーたちを描く北欧成分過剰なシリーズ第二弾。
前作「キャノンレース」から主要なキャスト陣が続投、またまた総走行距離2000キロ越えのレースに挑みます。

違法走行の罪で投獄され二年の刑期を終えたロイは、ホットドッグ売りとしての第二の人生を歩み出します。
そんな彼の前に、前回のレースの真のチャンプに挑戦しようと、新たなチャレンジャーが現れます。
カイザーと名乗るその男は、再びレースの開催を宣言、ゴールはロシアに決まります。
ロイは、クルマは降りたとレース参加を拒否。
しかし、娘のニーナが彼氏と参加するのを止めるため、封印していたマスタングのエンジンに火をいれるロイ。
新妻シルビアとの間に出来た子供が生まれるというのにロシアまで娘と追いかけっこする羽目になったロイに、はたして勝機はあるのでしょうか・・・！？


前作のラストがそのまんまの意味でぶっ飛んでいたので一体どうなったのかと思っていたら、バカ正直にその続きから始まるのがステキ！
なんとなくダイジェストが冒頭に流れるので本作から観ても大体は理解できるでしょう。
ただ、やはり前作鑑賞を前提にしたエピソードやギャグが盛り込まれているので観ておいたほうがより楽しめるのは間違いありません。

レース開始までが異常に早く、ほとんど全編がレースです。
余計な説明は一切なしという潔さ。そのために前半はテンポが良く快調な滑り出し。
反面、これも前作同様なのですがキャラクター造形は適当だし、誰が何の為に走っているのか良く分かりません（汗）。
無駄を削ぎ落とし過ぎちゃってますね、コレ。

中盤はちょいとダレますが、いいタイミングでくだらないギャグが挿入されたりするので何とか乗り切れるでしょう。
ギャグのレベルはあまり変わり映えしませんね。笑えるのもあるし、意味不明なのもありました。

作ったギャグよりも、「そりゃ無理！」と突っ込まざるおえないトンデモなカーアクションで笑うしかないっていう感じで、特に凍った湖で繰り広げられる、船の周囲をドリフトで抜けていくエクストリームなチェイスや、他車より遅れて絶体絶命なロイが放つ起死回生の大技は、少しチープながらもワイスピと肩を並べるぐらいバカバカしいアイデアで呆れるほど素晴らしい。
ありえないでしょ（苦笑）。

一方、レースというより絵面的に単なるツーリングにしか見えないという問題点も。
みんなで仲良く連なって走っているカットが多すぎるし、バトルらしいバトルはゴール間際になってからなんで、過激なカーチェイスを楽しみたい時のチョイスには不向きだと思います。
また、各車の位置関係がモロにいい加減なので、誰が先頭なのか？とか分かりにくい事この上なし・・・というか、その辺りの事はあまり考えてないんでしょうね。

前作がまさかの大ヒットだったからなのか、本作の登場車種は価格的に大幅グレードアップ！
主人公マシンは変わらずマスタングですけれど、カイザーとその仲間たちはスーパーカーが勢揃い。とても雪降るロシアを高速で飛ばせるとは思いにくいマシンばかりですよ（苦笑）。
他にも日産シルビアなど、日本車も登場。
ちなみに、ラストにバトるのは日産GT-Rなので、何の関係もありはしませんが日本人として嬉しいかも。

ゴールとなるロシアの街のイルミネーションが幻想的で綺麗なのが印象に残りましたが、なによりも「またそれかよ！」なオチが印象的というのを遥かにこえて衝撃的でした！
なんなんだ、このパターン？コントなのか！
またまた、この後どうなってしまったのかを考えると眠れない夜が続くわけですね（←分かりやすいウソ）。

当然ですがクルマに興味がある方にこそオススメ。
そうじゃない人だと、ドラマ部分は全くといっていいほどパンチ力や掘り下げが足りてないし、途中で「退屈」にハマってしまう可能性が大のような気がします。
個人的には前作よりも（10パーセント増しぐらい）楽しめましたよ〜！


youtube（有料配信）にて

• #いや、それは無理
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• #スーパーカー
• #男にはそんな簡単に捨てられないモノがある
• #あ、簡単に捨てられるモノもあったよ

　前作の成功により、予算が上がったのでしょう。クルマとコメディ要素がパワーアップして、バイキング野郎達が帰ってきました。
　続編として正統にエボリューションしてます。
　
　まず、全編にわたっての雪での爆走シーン、前作も自然との調和したシーンは素晴らしかったですが、今作での大雪原での俯瞰からの撮影は素晴らしいですね。スクリーンで観たらもっと感動できるでしょう。
　お約束のドリフトもたっぷり堪能できます。

　俳優陣の垢抜けなさは相変わらずですが、クルマがそれを補ってます。
　特にヴィランのトップが駆るケーニグゼグ、滅多に見られるクルマではないのでドリフトシーンは迫力です。
　主人公のマスタングも前作ではそれほどカッコいいとは思えませんでしたが、今作は見慣れたせいか、カッコ良く見えました。ガレージ での真横のシルエットにはドキッとしました。

　3作目もあるようですが、ここでやめた方が良いと思うのは私だけでしょうか…。