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リトル&ジャイアントのneroのレビュー・感想・評価

リトル&ジャイアント(2012年製作の映画)
3.0
古代インド神話「ラーマーヤナ」をモチーフに、ロボット友情物語に仕立てたタイ制作のCGアニメーション。
神話世界での最終決戦から100万日後、荒れ果てた未来にハヌマーンと宿敵トサカンがともに記憶をなくした状態で蘇る。しかもかつての戦いの時に鎖でつながったまま。砂漠をあてもなく彷徨う2体は、たどり着いた街で大きな事故から住民を救う。彼らは英雄となり友情を育んでいくが、雷に打たれたハヌマーンは記憶を取り戻し、使命と友情の間で揺れる。そこにトサカンを崇拝するロボが現れて・・・

「ロボッツ」(2005)を彷彿させるキャラクターと「アイアン・ジャイアント」を思わせる友情描写が泣かせる。
ハヌマーンを助けるためにトサカンは太陽に立ち向かい、ダメージを負うが記憶を取り戻す。クライマックスの二人の戦いは当然「泣いた赤鬼」的展開かと思えばマジバトルだったのはちょっと意外だったが、ちゃんとハッピーエンドで、ベタであることに徹した良さってあるんだと改めて感じた。悪くないです。親子で見るのもおすすめ。

天上の究極兵器RAMの攻撃が不発で、存在が絶対者のまま残るのはどーなんだろとは思うが、続編のための伏線かな。
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