【NETFLIXオリジナル作品選】
◆監督:
デヴィッド・エアー
◆ジャンル:
ファンタジー、クライム・アクション
◆NETFLIX配信月: 2017年12月
◆劇場公開: なし
〈見処〉
①劇場公開されないブロックバスター
・『ブライト』は2017年にNETFLIXにて独占配信されたダークファンタジー。
・舞台は現代のロサンゼルス。古から人間とエルフ・オーク・フェアリー・ドワーフなどの種族が共存してきたが、現在の情勢は人間が多数派を占め、オークは差別対象にあった。
・ロサンゼルス市警のダリル(ウィル・スミス)は初のオーク警官ニック(ジョエル・エドガートン)を相棒として、魔術を操る謎のグループ"インファーニ"を追うが…
・本作はドル箱俳優ウィル・スミスを主演に迎え、NETFLIX史上最高額となる9,000万ドルが投入されて製作された、ブロックバスター作品。
・リリース時にはハリウッドの秩序を壊しかねないほどの注目作に対して、本作のメガホンを取ったのは『スーサイド・スクワッド』が酷評されていたデヴィッド・エアー。
・本作はデヴィッド・エアー監督の裁量に任され演出が出来たようだが、厳しい批評家の評価は相変わらずであったようだ。
・それでも映画製作者にとっては興行収益の心配がないだけストレスはかからないのかもしれない。
②バディムービーとして
・本作は異なる人種による刑事物バディムービーであるが、「リーサルウェポン」のような２人の信頼関係や相乗効果は感じられない。
・そもそも「クライムアクション」「ダークファンタジー」「人種差別」と内容てんこ盛りが過ぎる。世界観も大きいか小さいかわからない。
③結び…本作の見処は？
○: ハリウッド・トップ俳優が出演するブロックバスター作品として注目を浴びた作品。
○: (ロードオブザリング好きな自分はダメでしたが)、ファンタジー愛好家は、この世界観を楽しめるかも。
×: てんこ盛りストーリーに感情移入もリアリティーの体感も出来ない。タダならば鑑賞するが、劇場公開作であれば見なかったた。とはいえ税金を無駄に使われたような感覚を覚える作品。
