生き下手すぎて泣けてくる
観ている間ずーっと自分を観ているような気がした。
10年間妄想に近い片思いをしている「イチ」とちょっとヘンテコな「二」との間で揺れる生き下手女子を松岡茉優がコミカルに演じる。
はたから見ればコメディとしか思えない暴走していく主人公のはちゃめちゃ思考だが、当人は至って切実であり、笑いと切なさが絶妙にブレンドされた甘くてほろ苦い物語になっている。
人との距離感がうまくつかめない、そんな経験が少なからずある人にとってはこの作品が深く心に刺さるはず。
アンモナイトが欲しくなりますね。
