タイトルとジャケ写に惹きつけられての鑑賞。

地味だけど面白い✨
「刑事コロンボ」の原作者の二人が脚本とのこと。

いや！さすがにこの設定は無理があるだろう！ってところもあるけど、探偵ものを好きな人なら楽しく観ることができるつくり。
殺人の犯人は全く予想つかなかったなー😳

衣装や役者さんの雰囲気もとってもいいのに！
・・映像が粗すぎ。
本編前にきちんとそのお断りはあった🤣

若い頃のジェフ・ゴールドブラムがいた！
長身で細身でサラリとした着こなしがカッコいい😊

劇作家のアレックス(ロバート・プレストン)は舞台初日に女優であり恋人でもあったモニカ(リン・レッドグレーヴ)の突然の死に疑問を抱く。一年後、自殺だという警察の発表に納得のいかないアレックスは新作の発表だと偽り事件の関係者を集め本読みを開始する。その内容は当時の事件の再現だった。


『刑事コロンボ』の脚本家コンビによる傑作。関係者が当日にとったであろう行動を実際に演じさせてボロを出させるのが目的。終わったと思ったらもう一捻りあってびっくりした。

• #2017観賞ワン

舞台初日を終えた夜, 謎の死を遂げた主演女優モニカ。
警察は自殺と断定するが, 彼女のフィアンセで結婚を控えていた劇作家アレックスはそれを信じず, 唯一他殺を疑っていた。

ーそれから1年後,
アレックスは新作の打ち合わせと称して当時の共演者3人と舞台監督, プロデューサーを劇場へ呼び出す。

だがそれは新作などではなく, 各々がモニカを殺す動機として考えられる状況を再現して真犯人を見つけようとする, アレックスによる狂気じみた台本だった!

意図を知って舞台から引き上げようとする5人, だがこれを周到に予期していたアレックスは当時の捜査担当マッカロイも呼んでおり, 帰れば余計に疑惑が増す事から 5人は仕方なく舞台へ戻る事に。
こうして, “モニカ殺しのリハーサル” の幕が上がるー。


1982年製作, アメリカでTV放映された劇場未公開作品.
「刑事コロンボ」の脚本家と制作者が手掛けてるのに加え, 実際に良く出来た推理サスペンスでなおかつレアな事から, 数少ない中古DVD📀が驚くような値段で出回ってる作品です。

登場人物の台詞にもあるんだけれど, シェイクスピア『ハムレット』にある王の仇を討つ為に真の殺人犯を捜す “ゴンザーゴ殺し” という劇中劇とちょっと似ていて。
真犯人が話が進むにつれてコレは自分を告発するものと気付いて動揺してしまう‥って話なんだけど, 本作ではある事情からそうならない仕掛けになってる。

画質は悪く, モノラル音声で, 動機や諸々ちょっと弱いかな?ってカンジもなくはないんだけど, 「劇中劇で事件を再現する」という手の込んだプロットを手際良く見せつつそれが実は…っていうアイデアは確かにスゴく良く出来てて, それらストーリーの仕掛けを頭に入れて観ると更に楽しめる良作だと思います(^^)。