絢爛たる殺人の作品情報・感想・評価

「絢爛たる殺人」に投稿された感想・評価

絢爛たるミュージカルの舞台裏で起こる三角関係の愛憎劇と連続殺人のミステリー。それにコメディタッチも交えた異色の作品。

警察らも捜査で見守る中、次々と起こる不審な出来事と相次ぐ殺人事件…劇場を舞台に進行するスリラーだが、舞台で繰り広げられるレビューも見応えあります。デューク・エリントン管弦楽団とともに本人もピアノ演奏🎹で出演してます。
華麗なレヴューのショーが行われている最中に、舞台などで起こる殺人事件。絢爛なレヴューが進みながら、殺人犯を突き止めていくという珍しい流れのクライム映画。
たしかに、絢爛たるレヴュー、殺人事件の話なので、邦題『絢爛たる殺人』というのは「なるほど…」の感あり。

チケット完売、レヴューの初日。主役の男優エリックと女優アンは結婚しようとしていた。
しかし、以前エリックと付き合っていた女優リタは嫉妬にかられて、エリックの秘密を暴露すると脅迫をはじめる。そんな中、一人、二人と次々に女優が殺される。
さぁ、犯人は誰だろう?…という物語。

ミュージカル舞台で楽曲を聴かせながら、殺人事件の謎を追うという作品であり、「一粒で二度おいしい」ような映画だった(笑)
諒

諒の感想・評価

3.8
舞台の主役の女優が来ていなくて困るエラリー。
そこに殺人課のマードックがチケットをと来るがエラリーのミスで手に入れる事が出来ない。
マードックは彼女と約束しており、恩があるのに恥をかかせる気かとエラリーに食って掛かるがエラリーはかわして逃げてしまう。
そこに主役のランダーと主役の女優ウェアが結婚する情報が入ってくる。
てっきり自分と結婚すると思っていた女優のリタは怒り、そんなリタを以前から危ぶんでいたランダーはリタの調査を依頼していた。
その結果、リタは自分の秘密を握っているのが判明。
そんな中、調査結果を持ってきた女が殺され、リタに容疑がかかる。

絢爛たるショーの裏側で起きる事件が、ショーの華々しさと事件の暗さを対比させる作りで良かった。
コミカルさもあり、見やすく犯人が読めなくて面白かった。

このレビューはネタバレを含みます

ラストは綺麗にまとまったように見えるが、この母と息子たちは何の罪もないわけではないので少し複雑な気分になってしまう。ずっと「後にしてくれ。」と言い続けられるナンシー(その度に嬉しそうに笑っていたりしてそんな大事な話をしそうにないって様子なんだよな)が実はリタが殺害に使われたヘアピンをリタが盗んだということを話そうとしていたのはラストに分かるっていう展開が楽しいな。ドナルド・ミークが渋い検視官として出演しているのが嬉しい。なんとなく気の弱そうなイメージが「駅馬車」や「我が家の楽園」であっただけにこういう役もいいな。