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ピンク
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目次

ピンクの作品紹介

ピンクのあらすじ

ベンガル語映画の監督アニルッド・ロイ・チョウドリーのヒンディー語映画デビュー作。『ピクー』(2015)等の監督で、ベンガル人のシュージト・サルカールが製作を担当、脚本にも参加し、インドが抱える深刻な社会問題を盛り込んだ力作を完成させた。アミターブ・バッチャン以外は若手俳優と中堅の脇役俳優というキャストは地味だが、彼らの熱演と巧みなストーリー展開が観客を捉え、スマッシュヒットとなった。第64回国家映画賞の社会問題映画賞を受賞したほか、多くの映画賞で作品賞、監督賞などにノミネート、アミターブ・バッチャンは3つの主要な映画賞で主演男優賞を獲得した。ニューデリー南部の集合住宅で同居する若い女性、ミナール、ファラク、アンドレアは、3人組の若者にコンサート会場で誘われ、夕食を共にする。だが、その後、レイプされそうになり、ミナールが若者の1人ラジヴィールをビンで殴り、彼女たちは自宅に逃げ帰った。大けがをして病院に担ぎ込まれたラジヴィールは政治家の甥で、ミナールたち3人は殺人未遂等で訴えられる。同時に、彼女たちは様々な嫌がらせと誹謗中傷に晒されたことから、同じ敷地内に住む老弁護士ディーパクの申し出を受けて弁護を依頼する。高齢のディーパクの弁護は一見頼りなかったが、彼は確固たる信念を持っていた…。

原題
Розовый/Pink
製作年
2016年
製作国
インド
上映時間
130分
ジャンル
スリラー

『ピンク』に投稿された感想・評価

大御所アミターブ・バッチャン主演の真っ向から女性問題を取り上げた法廷サスペンス。
都会に暮らす若い3人の女性がコンサート会場で3人組の男性と知り合い、食事をすることに。だがその後、レイプされそうになり、男の一人をビンで殴り、自宅に逃げ帰った。実は殴られて大怪我をした男は政治家の甥で、3人の女性たちは逆に殺人未遂等で訴えられてしまう。そんな彼女達を救う為、かつて敏腕で鳴らしたクセ強な老弁護士が立ち上がる。
“都会で共同生活をおくる若い女性達”。たったコレだけの要素で、あらゆる偏見に晒されてしまうという女性の生きづらさ、そしてまだまだインドに存在する女性差別、地域差別、そして階級差別を強烈に見せつけられる。
基本的に胸糞展開で、特に男性陣側の弁護士の無茶苦茶な尋問、態度には、まぁ兎に角ムカつくし腹立たしくなってしまう。その分スカッと!な結末が待っているのかというと、テーマがテーマなのでそんな訳でもなく、ズウゥゥン…と重い感じで強烈なメッセージを提示する。
それらを踏まえたうえで、エンドロール見逃し厳禁な作品。
◆あらすじ◆
インドのニューデリーのマンションで一緒に暮らすミナール、ファラク、アンドレアはコンサート会場で3人の男性と知り合い、食事をすることになった。しかし、その後、レイプされそうになったミナールはその男性をビンで殴り、自宅に逃げ帰った。殴られた男性・ラジヴィールは政治家の甥で、ミナールたちを執拗に脅迫し続け、挙句には殺人未遂でミナールたちを訴えてしまう。

◆感想◆
かなり陰鬱な展開で心にズシンと残る作品になっており、インドでの女性の立場の弱さ、家柄の問題など様々な側面を描いていてとても興味深い作品になっています。

前述のあらすじに記載した出来事を直接的に描いたシーンがラストのスタッフロール時にしか出てこないため、各登場人物たちのセリフなどから察するしかなく、圧倒的にミナールたちが被害者であることは分かるのですが、細かな部分が分からずモヤモヤする展開が続きました。

ミナールたちは3人の男性を脅迫で訴えようとしますが、警察が全く役に立ちません。さらに3人のうちの1人が政治家の甥ということもあって、ミナールたちを警察は責め立てます。これが非常にムカムカして腹が立った。

そんな中、ミナールたちと同じマンションに住む老人ディーパクが弁護士として手助けに入ります。このディーパクの人柄が分かりにくく、不安を感じました。

そこから法廷劇に入るのですが、ここでも検察の喋り方がもの凄くムカつく。法廷でもミナールたちは侮辱の嵐に耐える展開で腹が立って仕方が無かった。このあたりの出演した俳優たちの演技が真に迫っていてとても心をかき乱されました。

かなり疲れる作品ではありましたが、とても面白かったです。インドの社会的な問題に踏み込んだ作品になっていて、製作者側の意気込みが伝わってきました。

鑑賞日:2023年8月13日
鑑賞方法:CS ムービープラス
4.3
これはとても良き作品でした。
夢中で見入ってしまいました。
息を呑む法廷劇。
憤りを序盤だいぶ溜めこませられての後半徐々に溜飲下がる感じ◎
裁判官の人情味も良き。
これはけっこうみんなにおすすめしたい映画だなと思いました。











⚠️ネタバレ⚠️

そもそものところで男性の考えと女性の考えが違ったんだろうな
男性的には女性が売春婦とか(違うけど)そういう問題じゃなくってたとえ普通の生活している女性でも身分が低い奴はお金出せばヤらせてくれるだろうって思ってて、女に拒否権なんてないと思ってたんだろうな。
女性は男性に絶対服従、反撃なんてしていいわけがない。
だから思ってもみないことが起こって腹が立った。自分が身分低い奴らより下になるなんてあり得なかった。
酔いが覚めて自分のしたことを恥じるより怒りが勝つって私もインドの上流階級の男性だったらわかるのかな?わからなくっていいや笑
その後の裁判までの酷いやり口、あれがまかり通るインド怖い。けど日本でももっと巧妙に行われてるんじゃ?とか疑心暗鬼になったり、、、

インド社会を垣間見たと
インドの階級制度や女性蔑視に驚いたと
そういう思いもありつつ
でも日本だってレイプ事件はあるし、男性側が自分に非があると思うか思わないかの違いで裁判が行われただけで、
あのルール日本でも必要じゃね?って思うような事件だって起こっている。
強制わいせつ事件で、嫌がってると思わなかった、相手も嫌と言いながらも求めてると思ったとか本当に頭大丈夫ですか?って言う言い逃れをするじゃないですか。
日本にだってこの裁判の原告側のような考えの男性いるよなぁ〜とか思うとなんだかなぁ〜って思ったり。

でも真実はひとつだけ
“ノーと言ったらノーなんだ
それが友達でも恋人でも商売女であろうと妻であっても
ノーと言われたらやめるべきだ”

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