裁きの作品情報・感想・評価

「裁き」に投稿された感想・評価

しも

しもの感想・評価

3.6
現代インドが抱える問題に、鋭く切り込む社会派映画かと思って見に行った。
すると視点がくるくる変わる。
どうも「裁き」にまつわる群像劇のようだ。演劇的な手法を取り入れているようにも思える。
そんな中にも、格差社会や多民族国家、家族の問題など、様々な問題が見え隠れする。
歌い踊るだけじゃない、新しいインド映画を見た。
ryo

ryoの感想・評価

4.0
『バーフバリ』が好きなので、インドってどういう国なの?と興味が出てきて。

被告人の思想の中身についてはあまり深くは描かれず、裁判の進行と、弁護士や検察官、裁判官の私生活(日常生活を通して各人のバックグラウンドがうかがえる)が淡々と描かれる。

淡々としているけれど、私にとってはインドの景色がもの珍しいので飽きない。
すごくざっくりとした感想を言うと、インドの町はカラフルだなと…。

思想の自由、身の安全、貧富の差、移民、宗教…といったことを考えました。

訪ねてきた人に、話が一段落したらチャイや水を勧めていたのは、暑い国ゆえの文化なのかな、と思った。
abemathy

abemathyの感想・評価

4.5
同じ理由=裁判で集まった人たちでも、各々立ち位置、考え方、生活があるという作りがよかった。撮影方法も合っていたし、一周回って斬新ささえ感じた。眠くはなった。
とにかく「知らない国で暮らす人たちの常識を垣間見る映画」が好み。眠くはなった。

【翌日追記】
もう一回頭から観て驚いた。なんて無駄のない美しい作り。意味がわかると怖い話という感じだった。
怖くてブルブル震えた。そして、眠くなっていた自分、愚か過ぎて震えた。
2014年製作インドの踊らない裁判映画。

なかなか独特な雰囲気の作品でした☆

第三者の目線、というかそのシーンを見渡すように遠くから撮るカメラワーク。
ストーリィに直接関係の無い描写の数々。

116分ありますが、本来なら10分もあれば終わると思うw

でも、その余分は"遊び"として、インドの日常を感じられるユニークな作りでした。



65歳の民衆詩人ナーラーヤン・カンブレが逮捕される。

自殺を助長するような歌を歌い、そのせいで若者が自殺したというのだ。

弁護士のヴォーラーは、彼の為、奮闘するが……



奮闘…してたかなw???

裁判を撮しつつ、弁護士や検察の日常風景が同じ位の割合で挿入されるんですよ。
ご飯食べたり、演劇鑑賞に行ったり、ご飯食べたり、ご飯食べたり(笑)

そこで、インドの慣習や生活風景に触れられるのは楽しい♪
演劇とか吉本新喜劇みたいだったし( ´∀`)

で、裁判が始まる。
かと思いきや、カンブレのじゃない裁判が唐突に始まって??となったりw

でも、大筋以外でも人々は生きて何かをしている訳で。
そういう全てをひっくるめて作品を撮りたかったのかなぁ、と感じました。

でも、やっぱり長いし淡々としていて、眠くはなりましたね(´Д`)
misa10

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3.0
カンブレの歌はパワーがあって、ちょっとヒップホップみたいな感じでけっこう好きだった。わたしの想像とは違うインドの生活や、姿が見れた気がした。
睡蓮

睡蓮の感想・評価

2.5
法廷劇かと思って嬉々として見たら法廷劇とはほど遠い作品だった。何故か寝落ちはしなかったけど、最後まで見るのはなかなか難儀。このシーン必要!?と思ってしまうし。弁護士と検事と裁判官の法廷の外での日常生活を観察する作品かなぁ。それはまあ面白かったけど。あとインドの裁判がどの程度リアルに描かれているかわからないけどこのとおりならひどいの一言。
あとカメラワークの癖が強すぎて私は苦手だった。
とにかく定点カメラ、ロングショットの多用。多用も多用。置いたカメラから全員がフレームアウトするまでそのままにする、証人尋問で他の人が話していてもずっと証人のところに定点にするその意図が全くわからない。他の作品で急にロングや俯瞰ショットが出てくると面白かったり、何かしら伝わるんだけど、多すぎてそれも意図がわからない。でもそこに強いこだわりがあるのは確か。
るる

るるの感想・評価

2.9

このレビューはネタバレを含みます

インドの街、固定カメラ、遠景でじっくりと、新鮮だった、ベトナムとかタイみたいな街並み、と思った。ムンバイか。

ワドガオン虐殺抗議集会、歌、独特のメロディーと発声だよな。集まってくる官憲たち。

スラム…外側からではなく内側からの静かな告発、ドキュメンタリータッチ、ロングショットの多用、見たことない景色と感じたけれど、異国への興味だけではちょっと持たなかったな。

裁判長、記述を指示。警察に通報した、は不要だ、えっ? 流れ作業の聴取。日本の簡易裁判所もあんな感じなのかな。

歌詞が自殺教唆、自殺幇助に当たると。演劇法なんてものがあるの?

弁護士の家族、意外と庶民的なのか、
死んだ青年の近所に聞き込み、死因は明らかでなく自殺したなんて噂はなく、家族ももういない、なんという

バーでラブソングを歌う女性歌手、これが差し障りのない歌詞か。

ゆるゆる男性弁護士とはきはき女性検事。どこか飄々とした被告の歌手。事実確認をする平坦なやりとり。

女性専用車両?で保育園に預けた息子を迎えにいく検事、母親、やはり意外と庶民的。

庶民の会話、暮らしをだらだらと、いや、カースト制では上のほうなのか? 肝心なところを読み取れなかった感じ。

懲役20年でいいのに、と流れ作業の検事。

目撃者のひとりは病気で欠席、なんてこったい。雇われた目撃者、

インドの演劇、満員の客席、ストレートプレイ、ラブコメ、と思いきや、移民のくせに、と。追い払って拍手喝采、え、まじで?まじでか。 興味深かったけども。ショック。演劇法…ええ…

思想検閲ほどキツイもんはない、難癖付け放題、防御が難しいなと改めて。たびたび引き合いに出される1800年代、植民地時代の法…日本もでも、他人事じゃなくなってきてるよな、天賦人権説の否定がまかり通り始めてるわけで

自殺なんてとんでもない、劣悪な労働環境で死んでいったのであろう下水清掃人、しかし証言台に立つ女性にも仕事はなく、出廷に際して保障はない、

なんという

保釈を喜ぶ、祝祭感溢れる歌、
そして判決、テロ防止法、いわゆる共謀罪で告訴、

そして誰もいなくなった法廷、

陽気に旅行に出かける判事たち、例の差し障りない、思想的偏向のないラブソングをバスで大合唱しながら、プールで避暑、

この、最後の最後に富裕層の暮らしぶりを見せつけるつくり、すごいな、全てはこいつら基準で回ってる、という示唆か

ヘヴィなのを覚悟してたのて淡々とした撮り方には少々拍子抜け。数字というファクトを突きつけていく脚本に、集中は持続しなかったけど、これが現実ならば、なにからどうすればいいのかと、虚無感に包まれた。
Koheii

Koheiiの感想・評価

4.0
スラムドックミリオネアくらいしかしか見たことないんで本格インドは始めてです。そうかーって感じです。
さと

さとの感想・評価

3.4
一つの裁判を通して見るインド社会。

無言で同じ場面が続くシーンが多くてちょっと眠くなったけど、貧富の差や文化の違い、色んなインドの人の生活が垣間見えて興味深かったと思う。
aymm

aymmの感想・評価

4.0
歌って踊らないインド映画。ひとつの裁判に関わる人々をただひたすら追う。それだけでこんなにおもしろい。
特に重要なシーンのカメラワークが非常に面白い。人物たちを捉えてないようでしっかり描いている。
何気ない電車内の主婦同士の会話から彼女たちの家族構成や生活水準が伺える。
なかなか馴染みのないインドの裁判の実情だけでなく、彼らの暮らしをリアルに感じることができる。
日本に住む私たちとなんら変わりない価値観だって持っている。
英語とインド語の使い分けや、住宅から見てとれる極端な貧富の差など知らなかった事は沢山あるが、重苦しくないのでもっと観たいと感じてしまうんだろう。
この監督の映画をもっと観てみたい。
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