140字プロレス鶴見辰吾ジラ

死霊館のシスターの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

死霊館のシスター(2018年製作の映画)
3.3
【毒霧】

海外ホラーなのだろうが、モンスターパニックに寄りすぎていて、暗闇から驚かす迷惑なサプライズの連続に良い意味でも悪い意味でもストレスが…

キャラクターの薄さというなセリフの間抜けっぽさが纏わり付いて、かつ割と序盤から怪奇現象がガチで襲ってくる。墓に閉じ込められるシーンはホラーなのか?モンスターパニックなのか?中盤からテンションの維持や精神のポジションの在り方がぶっ壊れてくる。

ただモンスターパニック的に、修道女が続々出てくるシークエンスの特殊部隊突入感や、悪魔がその特殊部隊的シスターを一掃するシーンは爆笑してしまった。シスターの白修道服がこりゃまたエロスの健康性を持たせ、悪魔の攻撃で破れるシーンはサービスとして受け取っておく。チップとしての☆3。

最後はモンスターデビルシスターの特撮的な水面からの登場や、取り敢えず衝撃波で吹き飛ばすホラー的下品さの中に、プロレスオタクとしては堪らないフィニッシュブローに驚愕。やはり、「1番スゲエのはプロレスなんだよ!」と心で叫んだ。

ラストはホラーのリアルよりの描写に、本作は続編あるらしいと面倒くささある悪魔映画という印象。神を信じてないが、劇中のキャラが超常現象に襲われながら、割とメンタル強く動けることに宗教は病気なんだなと思ってしまった。