LudovicoMed

バーフバリ 王の凱旋のLudovicoMedのレビュー・感想・評価

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)
4.4
ガーディアンズオブギャラクシーやマッドマックス怒りのデスロードなど近年の娯楽アクションの新たな傑作たちに続く本作。

とにかく映画のおもしろさをこれでもか‼︎というほど詰め込み無類のおもしろさに。

インド映画だから最初はナメて観てましたが、二部作見終えるともう一度最初から観かえしたくなるくらい、伏線の張り方が以上なほどよく出来てたりただ派手なアクションの連続ではなく、単純に映画としてすごく上手い。

二部作合わせて一つの作品で、個人的に1を観ただけだと、まあ普通に面白い超大作という印象だった。
そして1のエンディングがすぐに続きを観たくなる作りなので、その流れで2を観たら本当よく出来てるなあと思うし、2に関しては見始めたら止められない。

非常に荒唐無稽な表現やCGが多いけど、最初からこのリアリティラインで来てるし、ケレン味のある名ポーズ、名シルエットなどのカタルシスも生みだす。ある種、神話的に描かれている機能も果たしている。

あとインド映画特有の唐突なミュージカルシーン。 本作では物語の状況や人物の感情などをアクションと同時に見せる役割を果たしている。 つまり説明的なセリフを歌詞に乗せて、手際よく物語を進めるためにできているので、全く苦にならず、ここぞというシーンで最高に上がる音楽との化学反応を見せる。

スケール感も圧倒的で場面もどんどん移動していき、架空の舞台という設定を最大限生かした作りで本当に2時間20分があっという間でした。
LudovicoMed

LudovicoMed