るるびっち

ヴェノムのるるびっちのレビュー・感想・評価

ヴェノム(2018年製作の映画)
3.7
おいしく頂きました。
しかも大画面・爆音上映だったので大満足でした。

次は七色のヴェノムに活躍して欲しい。
人間の「7つの大罪」でなく「7つの欲望」を色分けして吸収する感じで。
ピンク・・・注目欲望:アイドル願望女子に寄生。
イエロー・・・汚職議員や銭ゲバたちに寄生。
グリーン・・・エコテロリスト:エコだの動物保護や自然保護の名の下にやりたい放題の連中に寄生(あんまり変わらないか、今も攻撃的だし)。
みたいな、なにしろ画面が黒ばかりで地味すぎる。
カラフルヴェノムなら、殴り合って混ざり合っても絵具みたいで面白い。
今回は同系色なので、混ざり合っても地味すぎる。

それにしても、恋人はすぐにやられるのかと思ったら、実は一番強いのではないかというくらい逞しい。主人公がダメ男だから余計に彼女のタフさが際立つ。
マーベルもキャプテン・マーベルを前に、いよいよタフガイ女子の時代に突入したのかな?
ダメンズでしかもバケモノ化した男を受け入れる彼女は、主人公より器が大きい。だが、この主人公のダメっぷりは重要な伏線だった。
だとしたら最後も、ダメさが功を奏する的な勝ち方がふさわしかったかな。
迫力は凄いが、ちょっとどこかで見たような描写が多いのが難点。
製作の都合か、本来の残虐性は少し弱められたようで、つまり「ヴェノムはまだ本気出してないだけ」って感じ。次は本気出して行こう!!
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