『ゾンビランド』のルーベン・フライシャー監督作品だからか、思ってたよりライトなノリでした。もっとゴリゴリのダークヒーローの方が良かったな。
ユーモアのセンスはさすがというか、ヴェノムの可愛い部分は存分に描けてましたよ。
スパイダーマンと世界観を共にしているので、あんまりグログロにはできないんでしょうけど、人を食うクリーチャーを描くにしては、見せなさすぎですかね。
ヴェノムがトム・ハーディ演じるエディに肩入れして人間側につく動機が、いまいちすっきり入ってきません。これはシンビオートがエディに入り込んでヴェノムが登場するまでを勿体つけたからかな。2人の関係を描く時間をもう少し長く取って見せた方が良かったかなあ。
そのせいでライオットを止めに行くヴェノムが気が狂ったとしか思えません笑
自分たちの仲間がやってくるのを阻止してまで人間に肩入れするにはもうすこし、エディとのバディ感が欲しかったな。
CGも近年の大作映画にしては浮いてましたね笑 CGっぽさが荒として見えちゃってました。
見所としてはチェイスシーンはかなり良かったです。トム・ハーディの演技も相変わらず抜群ですね。