アベンジャーズの前のやつがカタルシスなさ過ぎたせいで、娘と家内から却下された「キャプテン・マーベル」の代わりに鑑賞。一同大満足の良作であった。ちびっ子不在だったので、字幕で観れたことも幸いした。
まずスパイダーマンホームカミングと同じで、主役が素晴らしい。CGとの会話ばかりでほとんど一人芝居みたいなものだから、キャスティングは大事だ。ていうかトムホランドと口元が似てる。この子のセリフを聞けない吹き替えはつらい。大事なシーンを見せている予告編は、見なければよかったな。
キャラの魅力を伝える脚本というかセリフにも無駄がない。Rotten Tomatoesでの評価は、多分にこの点が効いてくる。生活力ゼロ、愛嬌だけが取り柄みたいな義理の父ちゃんを始め、家族もいい。寡婦である母ちゃんが彼と再婚したことが自然に納得される。もちろんバンブルビーが優しいだけでなく老練のソルジャーらしい動きを見せること、それが最後の名場面につながるあたりも見逃せない。いろいろ吹き出すシーンも多かったのに、あまり入ってないシアターでは他に誰も笑ってなくてさびしい。
あっさりとしたラストも寂しかったけど、本作が良かったのでリブートするらしいから、またこの女優は出てくるに違いない。
ほかの感想を見てたら、あの中盤のカーチェイスのトンネルは、バック・トゥ・ザ・フューチャー2に出てくるものらしい。ちなみにサミー・ヘイガーの例の歌も、両方の映画で使われている。
