のん

映画ドラえもん のび太の宝島ののんのレビュー・感想・評価

3.8

ドラえもんを愛してやまない川村元気が脚本を書き下ろした本作は、彼の過去の小説でもテーマとされてきた親子の愛に根ざしたドラマ。


のび太の成長物語、というよりは彼らの敵である海賊シルバー人物描写に相当フォーカスしていて、大泉洋のバラエティとは違う真剣な声色が単純な悪役とはまた違う魅力を引き出している。



ひみつ道具やキャラの配置の仕方にドラえもんに対する作り手の愛をたっぷりと感じるが、特に顕著なのがクライマックスの台詞。


原作の超有名エピソードの台詞(見た人はわかります)をしれっと盛り込んでいて引用の仕方が巧いなあと感じた。
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