いの

ある女流作家の罪と罰のいののレビュー・感想・評価

ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)
4.1
かつては、そこそこ売れた伝記小説作家、からの転落。が、このおばはんは、素直に転落するようなおばはんではない。ただでは起き上がらない。受領ハ倒ルル所ニ土ヲツカメ、だ。もともとは伝記小説作家だから、大作家の特徴つかんで、その大作家がいかにも書きそうな手紙を偽造しちゃうのはお手のもの。調子こいてやり過ぎちゃったりするけれど。ジャズの調べが、この映画にとても似合ってる。おかみの言うことも素直になんかきくわけないよ。あっかんべーだ。最後にも、にやり。


ふてぶてしく生き抜いてみたい、そんな気持ちになった。




*NY公共図書館、登場!



〈メモ〉
Chet Baker / Travelin' Light

Billie Holiday / I'll Be Seeing You

Lou Reed / Goodnight Ladies
いの

いの