茜

人造人間ハカイダー ディレクターズカット版の茜のレビュー・感想・評価

3.9
ハカイダーはキカイダーの敵役であるという知識しかないけど、監督が「ゼイラム」の雨宮慶太氏という理由だけで観たよ。
それでもストーリーは問題なく理解出来るし、とにかく視界がハチャメチャ賑やかなので充分楽しめる。
真っ白い羽が生えた昔のオーケンみたいな髪型の総督や、馬に乗った闇騎士が出てきた時は流石に脳がショートしそうになりましたけども…。

バイクアクション有り、弾切れお構いなしの豪快な銃撃戦あり、ド派手な爆破が何回も炸裂してて最高だった。
余りにも豪快過ぎて、そこまでやるかってくらい銃連射された後にRPGまでぶち込まれるハカイダーが可哀相になるレベル…。

白モチーフが悪で黒モチーフが善だったり、人造人間ミカエルが無表情なのに対してハカイダーは歯を食いしばったような表情で感情が見えるのも面白い。
白いビジュアルの重武装兵達が装備している銃が真っ白なP90で統一されているのも良かったし、ハカイダーのチート威力なショットガンもゴツくてかっけえ。
重武装兵がハカイダーのショットガン奪って撃とうとしたら腕が吹っ飛ぶ描写もリアリティ重視ですね。

ハカイダーvsミカエルのシーン、そんなとこに隠れ装備あったのかーからの首もぎ取りがド最高過ぎて脳汁出ました。
引っこ抜かれた首から背骨やら沢山の筋やらがドロドロっと付いて出て来るこのシーンだけでも観る価値あり、自分はここで点数一気に跳ね上げた。
そのお陰でミカエル戦車の存在が霞んでしまった訳なんだけど「ゼイラム」同様に顔モチーフが付いてたのにはニヤリです。

そして懐かしの宝生舞がむちゃくちゃ綺麗で、翼の生えたビジュアルが神聖で「うわっ!」と声出そうになった。
この人のお顔がとても好みで大好きだったんですが、いつの間にか引退されてたんですよね…寂しいなぁ。
茜