ケイスケ

ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!のケイスケのレビュー・感想・評価

3.1
リュック・ベッソンのヨーロッパ・コープ制作。脚本・製作をベッソンが担当しています。この時点であまり良い予感がしない。

1995年、紛争末期のサラエボ。マット率いる米軍精鋭部隊ネイビーシールズの5人は、強引かつ大胆な戦略で敵の将軍を拉致、敵に囲まれれば戦車で大暴走とやりたい放題のならず者たち。ある日、総額3億ドルに及ぶナチスの金塊が湖に沈んでいると聞いた彼らは、金塊の奪還作戦を立てることに…。

決してつまらなくはない。面白いところもあるし全然つまらなくないんですよ!しかしあまりにも普通すぎる=感想もあまり思い浮かばない。一番良かったのはレヴィン少将役のJ・K・シモンズ。ユーモア混じりの怒り方やラストの粋な計らいなど本当に良いキャラだった。

あとヒロインのシルヴィア・フークスがすごい美人だし芯の強さもあり悪くなかった。すごくヨーロッパ・コープの人たちが好きそうな雰囲気。褒め言葉になってるか分かんないけど笑。『蜘蛛の巣を払う女』のカミラ役だったんですね。雰囲気が全然違うからビックリ。

ネイビー・シールズの男たちも悪くないですよ。ただアクションがあまり印象に残らないうえに、後半の金塊引き上げシーンは水中でダイビングスーツを着てるため誰が誰だかサッパリ分からん。そのうえオイシイところを持ってくのがパイロットのおじさんたちなため、ますます地味な感じに。

キャストばっか褒めてしまいましたが、シンプルなアクション映画を探しているなら見る価値はあると思う。個人的にはちょっと軽すぎるかな…。最後のシールズたちの行動も「はいはい偉い偉い」って冷めた目で見てしまいました。いま他に観る映画が無ければ観てもいいんじゃないでしょうか。