小一郎

ミスミソウの小一郎のレビュー・感想・評価

ミスミソウ(2017年製作の映画)
3.7
フィルマークスの点数が高め(鑑賞直前は4.0かな)だったので衝動的に鑑賞。ティーン向けキラキラ映画のダークサイド版という感じ。中学生同士の復讐劇で、大人は脇役。

原作はサスペンスコミックで未読。東京から田舎の中学校に転校してきた野咲春花が、よそ者だとして徹底的な虐めを受ける。それは次第にエスカレートしていき、ついには春花の家が放火され、両親と妹か焼死する事態に。ブチ切れた春花の復讐が始まる…。

春花が滅茶苦茶強く「必殺仕事人かよ」と思い、実はそういう素性の人かもしれないと祖父のことも色眼鏡で見てしまったけれど、違うらしい。それはさておき、商業映画としては、なかなか思い切ったグロめのシーンもあるのだけれど『無垢の祈り』とか映倫を通っていない作品も観ている映画見過ぎのオジサンにはそれほどでもなかったかな。

ほぼ全員が狂気などの本作の世界観を受け入れれば、終盤の変化、ラストのナニソレみたいなことがまずまず楽しめる気がする。物語の本筋は、歪んだ感情のもつれ、すれ違いみたいな感じかしら。

ところで、雪景色のロケ地は身に覚えのある感じだったけれど、映像の中の道路標識やエンドロールからすると、自分が中高生時代にいたところに近いじゃないですか。あの田舎でこんな凄惨なことが起きるなんて…って起きてないけど、ちょっと複雑な気持ちに…。

●物語(50%×3.5):1.75
・疑問に思うところは多々あるけれど、疑問に思ってはいけないのだなと。人間の心の歪みを観る映画なのかな。

●演技、演出(30%×4.0):1.20
・ロケ地に心打たれた。

●画、音、音楽(20%×3.5):0.70
・雪景色に心打たれた。